ノスタルジックな楽曲が魅力の若手バンド
2018年、最も注目すべきバンドであるSUNNY CAR WASH(愛称:サニーカ―)。メンバーは全員1997年生まれと比較的若いバンドながら、彼らの生み出す音楽はどこかノスタルジックでメロディーが頭に残る、不思議な楽曲ばかり。
andymoriを彷彿させるギターロックサウンドはリスナーの心に響くこと間違いなし!
今回はそんな若手のホープSUNNY CAR WASHの魅力に迫っていこうと思います!
SUNNY CAR WASHってどんなバンド?
SUNNY CAR WASHは1997年栃木県生まれの男子3人 Vo. / Gt. 岩崎優也 Ba. 羽根田剛 Dr.畝狹涼太からなるスリーピースバンド。
若手ながら、2017年の未確認フェスティバル最終審査にて審査員特別賞を受賞するなど、注目の高いバンドの一つなんです。
これまでに2枚の自主制作デモ音源をリリースし、ライブ会場限定および一部店舗での限定販売だったこのデモCDが各所で絶賛を浴び、店舗に入荷するたび嵐のごとく在庫がなくなっていく様子は、SNSを中心に拡散され話題となりました。
また、『関ジャム完全燃SHOW』で蔦谷好位置がオススメしたということもあり、知名度を一気に上げるきっかけになりました。
あの甘酸っぱい青春時代特有の青い気持ちや生活感のあるラブソングに魅了されるリスナーが多く、ド直球なリリックとサウンドが魅力の若手実力派バンドです!
SUNNY CAR WASHの魅力とは?
SUNNY CAR WASH – ラブソング
彼らの魅力は、銀杏BOYZやandymoriを彷彿とさせる青春全開のギターロックサウンドにあるかと筆者は考えています。
人懐っこい声で唄われるJ-POPにも負けないキャッチーなメロディーは、最近のバンドにありがちな傾向ではありますが、彼らはどこか違う。20代前半のエネルギーが溢れながらもどこかノスタルジックな楽曲が魅力的です。
そんな彼らの歌詞に目を向けるとそこには少しセンチメンタルな日常と青春、生活や恋が広がっていて、筆者は彼らの楽曲を聴くたびに高校の頃の通学路を思い出します。自転車に乗ってイヤホンを耳につけて学校へ向かう。そんななんてことない日常を思い出させてくれる不思議な楽曲をSUNNY CAR WASHは生み出しているんです。ちなみに筆者の高校時代のプレイリストはandymoriでした。思い出すのはおそらくそこも影響していると思いますが…。
そして、似てる似てるといわれるandymoriと相違点があるとするならば、歌詞に「醜さ」が垣間見られることでしょう。
確かにコード進行やメロの乗せ方は似ているかもしれませんが、歌詞の世界観が少し違うんです。
「醜さ」って言葉は悪いですが、聴いてもらえばわかるように男の醜い部分、人間の醜い部分がかなりに全面出された楽曲が多く、でも曲はキャッチーだからすんなり聴き入れちゃう。不思議な感覚をリスナーに植え付けるのが上手なバンドですね。
”週末を待ちくたびれて”からオススメ曲3選
昨年発売されたSUNNY CAR WASH初の全国流通盤である1stミニ・アルバム”週末を待ちくたびれて”から筆者がオススメする楽曲をここでは3曲ご紹介していきます。エネルギー溢れる楽曲ばかりなので、要チェック!
キルミー
SUNNY CAR WASH – キルミー
SUNNY CAR WASHを語る上で欠かせない”キルミー”。この楽曲は『関ジャム完全燃SHOW』で蔦谷好位置がオススメした楽曲でもあり、まだ彼らをあまり知らない方も聴いたことがあるのではないでしょうか?
MVの生活感やライブ映像、等身大の彼らのリアルがそこに映っているようで、筆者も好きなMVなんですが。やはり称賛したいのは楽曲の力強さ。SUNNY CAR WASH節全開のサウンドと歌詞は聴く人すべてを魅了するものになっていると思います。
先ほど言った、「醜さ」という部分がストレートに描かれており、「ひたすら好きなことしていようぜ」っていう思いと「でも不安にもなる」って思いがぶつかっているような歌詞が胸に響きます。
ワンルーム
SUNNY CAR WASH – ワンルーム
2曲目はこの楽曲です。”ワンルーム”は筆者の一番好きな楽曲でして、聴いた後自然と「いい曲だ」と呟いてしまったオススメソングです!
生活感が溢れた歌詞とキャッチーなメロディーが癖になる楽曲ですね。歌詞は彼女と別れた男が題材で、悪習慣で曜日感覚もないし、隣に住んでる人は冷たいし、そんな誰もが経験したことがある日常をメロに乗せ、爽快なテンポで進んでいきます。
彼女と別れて遠くに来たけど、本当は戻りたいけど戻れない、そんな男の心情が描かれたナイスな楽曲です。
週末を待ちくたびれて
SUNNY CAR WASH – 週末を待ちくたびれて
最後はアルバムタイトルでもある”週末を待ちくたびれて”です。この楽曲はサウンドが少しおセンチなところがすごくいい。
ありきたりな日常がダラダラ流れる様子が妙に胸に刺さるんですよ。
「週末を待ちくたびれていつか笑えますように」という歌詞がいろいろ考えさせるというか…。とにかくこの楽曲は一度聴いてみてほしい。そしてみなさんがどう感じたのかを座談会で語りたい(笑)。そんな楽曲の一つです!
2018年のロック界を賑わすであろう注目バンドSUNNY CAR WASH。まだまだ若い彼らだからこそ生み出せる音楽。好き嫌いのはっきりした世代だからこそ生み出せる音楽。そんな彼らを応援しつつ、筆者も週末を待ちくたびれてみようと思います。
ライブでのエネルギーも相当なものなので、みなさん是非、生でSUNNY CAR WASHサウンドを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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