MEETIA主催特別視聴会レポ＠ソニー・ミュージックスタジオ（乃木坂スタジオ）

一流のモニター環境で聴く音楽体験を。MEETIA主催特別視聴会が開催（視聴作品：Drop’s「DONUT」）

MEETIA主催の特別視聴会が5月21日、ソニー・ミュージックスタジオで開催されました。

ソニー・ミュージックスタジオは、数多くの有名アーティストが使用してきた乃木坂駅近くのスタジオ。エントランスと廊下が吹き抜けとなっているので地下の圧迫感がなく、どことなくSF映画のような雰囲気を持つスタジオ入り口など洗練されたデザインが魅力的です。今回特別視聴会が行われたのは地下3階の「STUDIO1」。大編成での収録も可能なスタジオブースが用意されており、その存在感は圧倒的。今回の視聴会では主にスタジオブースで録った音を実際に編集・ミックスしていくコントロールブースで行われました。コントロールブースには、メインコンソールとしてAMS Neve社のNeve 8872を配備。スピーカーはなんとTektonの特注品だそう。卓の上には定番のモニタースピーカーYAMAHA NS-10Mが置かれていました。

スタジオブースからコントロールブースを眺める

大編成での収録も可能な広々としたスタジオブース

コントロールブースの様子今回視聴したのは女子5人組ブルースロックンロールバンド・Drop’sが5月25日にリリースするニューアルバム「DONUT」。視聴会ではその中から「G.O.O.D.F.E.E.L.I.N.G.」「CLOUD CITY」「十二月」「ドーナツ」「LONELY BABY DOLL」「月光」「どこかへ」「からっぽジャーニー」の8曲を視聴していただきました。実際に参加された方からは「迫力があって音の立体感があって自宅では味わえない臨場感でたまらなかったです。」「一つ一つの楽器の音がはっきりときこえてきて、いつもはボーカルの方ばかり注目して聴くけどボーカルだけじゃなくて楽器の良さがすごくわかった。」「スタジオを目の前にして聴いていると、録っている時も想像しながら聴けて面白いと思いました。」などの感想をいただきました。Drop’sはボーカル・ギター・ベース・キーボード・ドラムのシンプルな編成のバンドですが、ドラムの定位感、ベース低域の質感、ボーカルの温度感などがやはり格段に良く聴こえ、普段一般的なモニター環境では味わえない貴重な体験をすることができたように思います。

またDrop’sの「DONUT」に関しては「”孤独”や”空虚”といった誰にでもある心の穴＝ドーナツの穴というように、コンセプトが一貫していて、とても聞く側に心に寄り添ってくれる素敵なアルバムだと思った。」「力強く、雰囲気のある歌声がとても魅力的だと思いました。楽器の音も力強くて女性の強い感じが素敵だと思いました。」「無駄な効果音とか一切ない正直な音だけ今の時代、これで勝負できるバンドはそういないと思います。ワンマンツアー楽しみだな。」と好意的な意見が寄せられていました。

会場で掲載されたDrop’s「DONUT」ポスター

今回視聴会に参加していただいた皆さんの様子今、音楽はストリーミングサービスや動画サイトなどで誰でも手軽に楽しむことができるものになっていますが、その音楽はアーティストやエンジニアの方がこだわりぬいたたくさんの種類の音により構成されています。一流のモニター環境で聴く音楽体験は、普段意識しないそうした数々の音に耳を向けさせてくれる貴重な機会だったように思います。今後もMEETIAではさまざまな企画をおこなっていきますのでぜひ楽しみにしていてください。

■ソニー・ミュージックスタジオ公式サイト
http://www.sonymusicstudio.jp/mob/index.php?site=studio&ima=3121

■Drop’s Official Site
http://drops-official.com/