6月に宇多田ヒカルやストレイテナーなど有名アーティストも多く所属する音楽レーベル「Virgin Records」からメジャーデビューを果たした大阪出身の4人組ピアノロックバンド「SHE’S(シーズ)」がキている。メンバー全員1992年生まれの若手バンドでありながら、2012年には「閃光ライオット」のファイナリストに選出された経歴を持ち、現代のバンドシーンを語るにか欠かせない存在なのだ。彼らの事を知らない人は是非知って欲しい。
iTunesロックチャート1位を獲得した実力派バンド!
2011年にバンドを結成した彼ら。高校時代はそれぞれに別のバンドで音楽活動もしていたようだ。大阪を中心に活動を続け、結成翌年に閃光ライオットに出演し、3年間で3部作のミニアルバムをリリースしている。
代表曲でもある「Voice」は関西テレビ放送の番組「音エモン」のエンディングテーマに抜擢!そして2016年2月のリリースとなった3rdミニアルバム「She’ll be fine」はiTunesロックチャートで見事1位を獲得する。その輝かしい経歴にも納得出来る、実力派次世代バンドなのだ。
ギター、ドラム、ベースに加え、ピアノの音が印象的な彼らの音楽。ボーカル兼キーボードである井上竜馬は小学1年の頃から中2までピアノを習っていたよう。他のメンバーも結成前から別バンドで活動していたので、SHE’Sの音の完成度はかなり高い。
エモーショナルピアノロック!? SHE’Sの魅力とは?
一世を風靡したロックバンド「ELLEGARDEN」に影響を受けたと語る彼ら。
丁寧に紡ぐ音、どこか切ないメロディー。霧の中に霞む様な印象的な歌詞。切なくて不思議だけどポップで、スッと耳に入って来る音楽。バンド名であるSHE’Sの由来は中学の同級生だった女の子をモチーフにしたんだとか。バンドを結成した当初、独特のオーラを放っていた同級生である「SHE」が真っ先に浮かびバンド名に起用。そんな彼らの音楽の中には「SHE」が見え隠れしているのかもしれない。
SHE’Sの楽曲は「音」「歌詞」「世界観」はもちろん、MVの映像も何かの意図を感じる事が出来る。聴き手のひとりひとりが楽曲に感じるドラマは様々。もはや「楽曲」と呼ぶには勿体ないほど、彼らの「作品」を感じて欲しい。メジャーデビューしたばかりのSHE’S。SHE’Sの世界が魅せる表情。何でもない毎日に何があるようで、そんな毎日に少し色を加えてくれるような、暖かさを感じる音楽なのだ。
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