グラミー賞の候補が発表され、坂本龍一による『レヴェナント:蘇えりし者』のサウンドトラックが、第59回グラミー賞「ベスト・スコア・サウンドトラック・フォー・ビジュアル・メディア」部門にノミネートされました。
『レヴェナント 蘇えりし者』
『レヴェナント:蘇えりし者』はレオナルド・ディカプリオ主演で話題を呼んだ映画。サウンドトラックはドイツの音楽家アルバ・ノトと坂本龍一が共同で制作しており、一緒にグラミー賞にノミネートされています。
坂本龍一は、1995年の映画『リトル・ブッダ』のテーマ音楽に続く3回目のノミネートとなり、受賞すると2度目の快挙となります。
映画『レヴェナント:蘇えりし者』坂本龍一さん音楽版予告
また、日本人では、ほかにもピアニストの内田光子がドイツのソプラノ歌手ドロテア・レシュマンと発表した歌曲アルバム『シューマン&ベルク』が「最優秀クラシック・ヴォーカル・アルバム(ソロ)」部門にノミネートされています。
内田光子&ドロテア・レシュマン『シューマン&ベルク』
日本以外でノミネートされたアーティストは?
ビヨンセが主要3部門を含む9部門にノミネートされ最多。ドレイク、カニエ・ウエスト、リアーナがそれぞれ8部門にノミネート、チャンス・ザ・ラッパーが7部門にノミネートされています。個人的に年間最優秀アルバムはドレイク『Views』がとるんじゃないかと思っているんですがどうなるでしょうか。
受賞の発表は2017年2月2日にロサンゼルスで開かれる授賞式で行われるそうなので楽しみにしていましょう。
坂本龍一:
1952年生まれ。78年にアルバム『千のナイフ』でデビュー、同年YMOに参加。YMO散開後、数々の映画音楽を手がけ、作曲家としてアカデミー賞を受賞するなど世界的な評価を得ながら常に革新的なサウンドを追求している。11年に発生した東日本大震災に際しては、被災地復興支援プロジェクトとして「LIFE311 by more trees」、「kizunaworld.org」、「こどもの音楽再生基金」を立ち上げるなど、さまざまな活動を続けている。
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