ミニマルミュージックの御大スティーブライヒが来日する。演奏はコリン・カリー・グループ。
2017年3月1日と2日の2DAYS。東京オペラシティ コンサートホールにて。
最小限に抑えた音型を反復させるミニマルミュージックのパイオニアとして名を馳せるライヒの来日は4年ぶり。『ライヒ的』とも称される「反復」と「ズレ」からはじまるサウンドウェーブ、グルーヴを堪能できそうだ。
ライヒの音楽キャリアは長く、近年も活動的だ。過去にはジョニーグリーンウッドやクロノスカルテット、ムーンドッグらとも共演している。(ジョニーとの共演を通じて、過去にはレディオヘッドのEverything in its right placeに触発されて書いた作品もある)ライヒは、極めて難しい譜面の曲を書き奏者を圧倒するようなタイプの作曲家ではないが、全体のグルーヴのズレや一時間ミニマルな展開を繰り返す曲は、演奏の難易度も高い。
さて、本公演のメンバーは、あのライヒをもって「我々でもこんなに完璧に演奏ができない!」と言わしめたコリン・カリー・グループがサポートする形だ。
コリンカリーは18歳のころに出演したライブでライヒに握手をしてもらった経験があるそうで、時が経ちライヒと演奏できることになるとは夢にも思わなかったとのことだ。ミニマリズムの祝福だ。
公演の演目は、代表作でもある「Clapping Music」やライヒ自身が最高傑作となる「Tehiliim」などが予定されている。とても楽しみな公演だ。(『Music for 18 Musicians』は演奏予定にはない・・・!)
「Clapping Music」
「Tehiliim」
『Nagoya Marimbas』
『Music for 18 Musicians』
来日にあわせて公式ツイッターも開設されている。
https://twitter.com/reich80tokyo
チケット販売:
https://www.operacity.jp/concert/calendar/details/reich80tokyo/
【チケット情報】
各日(全席指定・税込)S:¥9,000 A:¥7,000 B:¥5,000 C:¥4,000
[出演]
パーカッション/指揮:コリン・カリー
コリン・カリー・グループ
シナジー・ヴォーカルズ
ゲスト:スティーヴ・ライヒ
[曲目]
– ライヒ:クラッピング・ミュージック(1972)
– ライヒ:マレット・カルテット(2009)
– ライヒ:カルテット(2013)
– ライヒ:テヒリーム(1981)
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