長崎で生まれた4ピースロックバンド・ORANGE POST REASON(オレンジポストリーズン)。2013年8月に結成され、翌年の2月には手売りで1000枚を売り切った。その後、独特の世界観が多くの人を引き込み、2016年6月には初の全国流通作品「未タイトル」発売に至る。今まさにノリに乗っているロックバンドの1つであろう。そんな彼らのルーツを、ここでは探ってみようと思う。
綺麗な旋律を意識した、スッキリとしたバンドグループ
このグループは折原大輔(B)、坂口亮(G)、山崎涼平(Dr)、藤原裕輔(Vo, G)の4人で、長崎を中心に活動している。バンドの特徴としては、聞き心地の良いサウンドが上げられるだろう。では一体その聞き心地の良さはどこから出てきたのだろうか、調べてみた。
ルーツを辿ってみると、以前あるライブ前の意気込みで、こんな事を話していたのを思い出す。「僕らは全員メロディーの美しさをルーツにしている」と。まさにこれが彼らのルーツなのである。初全国流通作品「未タイトル」を聞いてみても分かるようにシンプルな仕上がりを意識している。中でもメロディーは良い意味で何もしていない。近年、BPMの上昇とともに速いメロディーが主流だが、あえて一定にすることで耳馴染みしやすい曲にしているのだ。ORANGE POST REASONは2000年代前半を彷彿とさせる、スッキリとした味わいのある邦楽ロックバンドなのである。
エモーショナルな歌声で語りかけられ、”ライブ”で感動
ORANGE POST REASONのボーカル・藤原裕輔の歌声は、非常に”繊細”かつ”心擽る”音色になっている。
多くのバンドグループでも言えることなのだが、ORANGE POST REASONは声を大にして言いたいことがある。それは「CDも良いが、ライブを見てほしい」ということだ。藤原裕輔の歌声はCDでも”感動的”なのだが、ライブは一層”感動もの”だ。生で聞くと、まるで耳元にささやきかけられているような感覚に陥る。そういった”不思議”な感覚が、感動を促すのかもしれない。こればかりはライブで味わうしかないだろう。
また、ORANGE POST REASON自身も『対バン』を多くやっており、ライブには力を入れていると言っている。現在も多くのライブを行っているので、参加できる機会は多くあるだろう。是非、参戦してみてはいかがだろうか?
SHARE
Written by