5.パスピエ『&DNA』
パスピエが1年4ヶ月ぶりに新作アルバムをリリース。『わたし開花したわ』『ONOMIMONO』『演出家出演』などアルバムタイトルに回文を使ってきたパスピエ、今回も&をばらして「AND DNA」にすると回文になる仕掛けが施されている。どこか初期っぽさのある『スーパーカー』から最新リード曲『メーデー』まで、5年間の活動を経たパスピエのDNAが存分に込められている一作。
6.泉まくら『雪と砂』
泉まくらが3rdアルバム『アイデンティティー』から4ヶ月という短期間で『雪と砂』と企画盤『TOKYO GIRLS LIFE』の2枚を同時リリース。泉まくらの「今」の想いが反映された『雪と砂』には、OMSB(SIMI LAB)、SUNNOVA、nagaco、TPSOUND(City Your City)らがプロデュースで参加しており、多彩なサウンドを楽しむことができる。企画盤『TOKYO GIRLS LIFE』にはフィッシュマンズの『いかれたBaby』カバーも収録、こちらも素晴らしい完成度となっている。
http://subenoana.net/artists/macra
7.Perfume『TOKYO GIRL』
「東京サウンドと呼ばれるものが形成されていったら面白い」とインタビューで答えていた中田ヤスタカが音楽プロデュースを手がけるPerfumeが満を持して『TOKYO GIRL』をリリース。ミュージックビデオの映像は、未来の東京を感じさせるものになっており、フューチャリスティックな衣装を着たPerfume3人の姿も楽しむことができる。CMソングとしてもおなじみの『宝石の雨』がカップリングに収録、可愛らしいヤスタカサウンド炸裂のこの楽曲もとてもおすすめだ。
8.Awesome City Club『Awesome City Tracks 4』
Awesome City Clubが「Awesome City Tracksシリーズ最終章」となる新作アルバム『Awesome City Tracks 4』をリリース。リード曲の『今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる』は「カラオケ」という場がとても似合う、今の時代の男女デュエットソング決定盤ともいえる仕上がりだ。ぼくのりりっくのぼうよみなどを手がけた東市篤憲によるMVも、オーサムの楽曲の魅力を引き出すような素晴らしい仕上がりになっている。彼らの楽曲が、たとえば星野源『恋』のようにヒットする日も遠くないかもしれない。
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