最近リリースされた音源、これからリリースされる音源の中から特に注目しておきたい作品を「8選」で紹介するこのコーナー。Vol.1となる今回は、水曜日のカンパネラ、Suchmos、CY8ER、SKY-HI、パスピエ、泉まくら、Perfume、Awesome City Club、8組の新作をピックアップ。YouTubeやストリーミングサービスなどで気軽に音楽を楽しめるようになってきているが、量が膨大にありすぎてどれを聴いたらいいかわからないこともしばしば…そんな時にこの記事を指針のひとつにして欲しい。
1.水曜日のカンパネラ『SUPERMAN』
3月8日には日本武道館で単独ライブも控えている水曜日のカンパネラが2月8日に待望のニューアルバム『SUPERMAN』をリリース。コムアイ(Vo)の目を大胆にジャケットにフィーチャーした本作には、先行配信されていた『アラジン』『カメハメハ大王』を含む全10曲を収録。CD盤のほか、ハイレゾ音源とmp3音源が収録されるUSB版でのリリースも行われ、高音質で楽しむことができるのも嬉しい。どの楽曲も光り輝いているが、中でも『坂本龍馬』『オードリー』は必聴。
2.Suchmos『THE KIDS』
間違いなく「歴史に残る」1作。2017年のはじめにこのアルバムがリリースされたのが本当に嬉しい。彼らの人気を不動のものにした『STAY TUNE』からリードナンバー『A.G.I.T.』、ファンに根強い人気を持つ『MINT』など全11曲、全て捨て曲なし。日本の音楽シーンの流れを確実に変えたであろう1枚、要チェック。
3.CY8ER『リミックスタート』
BPM15Qからメンバー体制を変え、苺りなはむ、小犬丸ぽち、ましろの3人でCY8ERとして再始動。まさにリスタートとなったこのアイドルの最初のシングルが『リミックスタート』だ。最新のダンスミュージックをうまく取り入れ、見事にポップソングとして昇華、アイドルの中でも群を抜いてサウンドが面白い。衣装やメンバーのキャラクター、アーティスト写真のデザイン性なども非常にgood。
4.SKY-HI『OLIVE』
根をはり、枝を伸ばし、葉を大きく広げた木がジャケットの中心にあることが象徴するように、『OLIVE』は生命力を与えてくれる大木のような力強いアルバムだ。『OLIVE』の中に「LIVE」という文字が含まれているのも面白い。彼が目指すのは「ポップスター」、それも「日本の」ではなく「世界の」だ。この木は今年以降もさらにさらに成長し、「生きる」力を僕らに与え続けてくれるだろう。
SHARE
Written by