岡田拓郎(Gt,Cho)竹川悟史(Vo,Gt,Ba)谷口雄(Pf,Org,Cho)増村和彦(Dr,Per)大久保淳也(Sax,Flute,Tr,Cl,Cho)の6人組バンドの森は生きている。ジャズ、ブルース、ソフトロック、カントリーミュージックなど様々な要素がぎゅっと詰まった楽曲は彼らにしか出せない唯一無二の存在感を放っている。そんな森は生きているは2015年10月25日のライブで突然解散を宣言した。しかし今も彼らの音楽は鳴り響いており、今もなお生きつづけているのだ。
森は生きているって解散したの?どこまでもミステリアスなバンド
様々な面を持つ音楽を展開しており日本の音楽業界でも一際異彩を放っていた森は生きているは、前触れもなく広島CLUB QUATTROで行われたイベントにて突然解散を発表した。突然すぎる彼らの解散発表には、ファンから驚きと悲しみの声が多数上がっており、困惑したそうだ。しかし解散してから色々と思うことがあったというメンバーたちは、その後各自でミュージックライフを展開している。ドラムの増村は音楽方面だけに限らず、執筆活動を行っているようだ。他のメンバーも各々で活動を広げており、まだ彼らの音楽は生きつづている。丁寧で繊細なミュージックは、隅々まで考えられており、最初から最後まで抜け目のないものだ。彼ら一人一人が音楽と向き合い、そしてメンバー、自分自身と向き合った結果である。ソロ活動なども行っているメンバー、ますますこれからの活躍には目が話せないのだ。
朽ちることのないジャンルにとらわれることのないサウンド
また彼らが音楽シーンに残した曲たちは今でもファンの心で生き続けている。クラシックともジャズともとれる、なんともジャンルでくくるのが難しい彼らの楽曲はまさに唯一無二。他のバンドにはない持ち味を持っているのだ。今はもう前のようにライブなどで聴くことはできないものの、彼らが残した残り香、未だ根強く存在している。どこか懐かしいような雰囲気のあるサウンドは、決して古臭くはなく、むしろ現代の音楽に特化しているといえよう。メンバーは様々な楽器を奏でることができ、ありったけの感性を音楽に乗せている。これらが結果、聴き手になんとも言えない心地よさを与えているのだ。解散してしまったバンドとは言えども、まだまだ注目されるべきバンド「森は生きている」。彼らが残した素晴らしい音楽、一度感じてみてはいかがだろうか。
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