格好いいバンドがきちんと評価される、インディシーンの現在
――それぞれ最近のインディーズシーンで注目しているバンドはいますか?
有明 : 私はユレニワ。去年の夏に一緒にツアーを回ったのですが、ブッキングがなかなか決まらなくて、お客さんが11人しかいない中でツーマンライブをしたこともあって。一緒に悔しい思いをした仲のバンドなんですが、最近「MASH FIGHT!」っていうオーディションライブでグランプリになったんです。それ以来、ユレニワのお客さんが増えていて、先日もワンマンライブをソールドアウトさせていて。同年代で、音楽性も近いし、これからも一緒に頑張っていきたいバンドだなと思っています。
三浦 : 好きなバンドはいっぱいいるけど、甲斐あかねさんはレイラを組むきっかけになったアーティストなので、みんなに聞いてほしいです。甲斐さんのライブを見たことが、僕が女性ボーカルでバンドしたいと思ったきっかけなんですよ。それでティンダーでマッチングして、今のレイラがあります(笑)。
イトウ : 僕が前に組んでいたバンドのボーカルがやっているWALTZMORE。ヨイズとは音楽性がまったく違うけど、対バンする機会も何回かあって、勢いのあるバンドですね。
佐藤 : 特にこのバンドというのはいないかな。ただ、女性のボーカルが好きなので、インディーズじゃないけど、最近はヨルシカやmajiko、コレサワをよく聞いています。男性だと石崎ひゅーいくんとかですね。
――次に、インディーズシーン全体について感じていることがあったら教えてもらえますか?
三浦 : 格好良いバンドがきちんと評価されてるなと感じます。格好良いけど売れないバンドってけっこういるけど、最近のインディーズは、少なくともインディーズシーンの中ではきちんと評価されている認識です。
有明 : 対バンしていて、洋楽からの影響が強いバンドが増えたとも感じます。自分たちのまわりだけかもしれないけど、音楽通が増えたのかな。
――ヨイズのお二人はどうですか?
イトウ : 最近はアジカンみたいな大御所のバンドでも、自分と年齢が変わらないような若いバンドとイベントで関わる機会が増えていますよね。一昔前はそういう距離の近さってなかなか感じられなかった。それに、そういった大御所のバンドも自分たちと同じようにSNSを積極的にやって、デジタルプラットフォームを駆使しています。ヨイズをはじめ、若いバンドは彼ら以上に頑張らないとシーンに割り込んでいけないな、という焦りがありますね。でも、距離が近い分一緒にシーンを盛り上げていくという意識も生まれるので、励みにもなっています。
佐藤 : 昔から感じていることだけど、自分を信じて、バンドを続けることが何より大事なんだなって思います。これまでいろんな人と対バンしてきたけど、距離が近かった人がぽんと売れていきなりテレビでよく見るようになったり、もうやめようと思っていたけど「最後の1年」と思って頑張ってみたらそこでブレイクしたり。そこには運や実力もあるけど、続けないことには成功はないから。何があっても続けることが何より大事だと感じます。
――ありがとうございます。では最後に、ライブへの意気込みをお願いします!
佐藤 : しっかり音楽やって、しっかり打ち上げしたいですね。
イトウ : 何はともあれ楽しみたいですね。ヨイズは企画には出たことがあっても、こういうかたちでブッキングされることはなかったんで。対バンするバンドのライブも見ながら、勉強させてもらいたいなって思います。
有明 : レイラは「音源とライブが全然違うね」って言われるんですよ。音源は爽やかだけど、ライブは「怖かった」と言われるくらいハード。今回もハードな演奏で、CDの印象を覆すようなライブにしたいです。
三浦 : レイラとヨイズの他には、osageと初恋モーテルが出るんですよね。osageとも交流があるし、ヨイズともこうして仲良くなれたんで、アットホームな良いライブができるんじゃないかと思っています。ぜひ多くの人に見に来てほしいです。
ローチケpresents「LIVE BEATER!! 2nd match」
2019年9月4日(水)@shibuya eggman
時間:OPEN 18:30/ START 19:00
前売り¥2,500 / 当日¥3,000 +1drink
出演:ヨイズ、レイラ、osage、初恋モーテル
<初恋割引>
複数枚購入で、チケット代金が1枚当たり500円OFF!
※取り置きなし
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