シンガーLeolaが「太陽の声」で歌い上げる場所を辿る

数々の作品でテーマソングを歌い上げ、作品を彩ってきたシンガーのLeola。太陽の歌声を意味する彼女の名前の通り、いつもそばにあって癒しやパワーを届けてくれるような存在として歌い続ける彼女のこれまでの足跡を辿りましょう。

本当に大事な存在というものは、いつだって気づいたら自分のそばにいたりするものです。例えば、太陽。どんな天気でも、毎日太陽が昇っては沈むことに変わりはありません。音楽も同じで、いつの間にか「そばに寄り添っている」歌声に癒されたりすることもあるのではないでしょうか？
Leolaは、そんな太陽のような歌声を持つシンガーなのです。その名前の由来も、ハワイの言葉で「Leo（声）」と「la（太陽）」を意味しています。
公式のプロフィールには、このような紹介文が書かれています。

あなたの“心の太陽”。そんな存在になりたいと思っています。

2016年にデビューし、今年セカンドフルアルバムをリリースした彼女。実は、デビューからドラマやアニメーションなど、数々の映像作品とのコラボレーションを重ねてきたバックグラウンドがあります。Leolaのこれまでの歩みを、タイアップした作品とともに振り返っていくことにしましょう。

デビュー曲『Rainbow』とドラマ『ラヴソング』

2016年4月に、Leolaのデビューソングとしてリリースされたこちらの曲は、ドラマ『ラヴソング』の挿入歌として起用されました。『ラヴソング』は、福山雅治主演の月9ドラマ。吃音症によるコンプレックスからコミュニケーションを拒んできたヒロインが、福山演じる元ミュージシャンの臨床心理士と出会い、音楽を通じて心を開いていくヒューマンドラマです。この作品のヒロインは、シンガーソングライターの藤原さくらが演じました。

『I & I』とアニメ『舟を編む』エンディング

続いては、同じく2016年11月にリリースされた『I & I』。こちらはノイタミナと呼ばれるフジテレビのアニメーション枠にて放送された『舟を編む』のエンディングテーマとなりました。

『舟を編む』は、三浦しをんの小説が原作の物語。新しい辞書『大渡海』を作り上げる編集者を描いたストーリーで、2013年には石井裕也監督による実写映画化もされています。淡々としながら、人間味に溢れたキャラクターが多数登場するこちらの作品。先ほどの『ラヴソング』と同様に、優しい空気が溢れだすまっすぐなピュアさが、Leolaの音楽性にも共通するコアのようにも感じられます。

ちなみに、こちらの曲はソニー「ハイレゾ級ワイヤレス」のCMにも起用されました。彼女のクリアな歌声は、ハイレゾ（高音質）だからこそさらに映えますよね。

『コイセヨワタシ。』『Your melody…』と映画『兄に愛されすぎて困ってます』挿入歌

さらに、明くる2017年には『コイセヨワタシ。』と『Your melody…』の2曲が映画『兄に愛されすぎて困ってます』に使用されました。こちらの映画は、夜神里奈による同名の原作映画を実写化したもの。土屋太鳳を主人公のヒロイン、橘せとかに迎え、彼女の血が繋がらない兄・橘はるかをGENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太が演じました。MVのトーンの明るさや輝きや、彼女の伸びやかで明るい歌声も、ストイックなトレーニングや努力を積み重ねてきた集積なのかもしれませんね。

『Puzzle』と映画『パンとバスと2度目のハツコイ』主題歌

最後に紹介するのが、2018年2月にリリースされた『Puzzle』。こちらは映画『パンとバスと2度目のハツコイ』の主題歌となった一曲です。この映画では、パン屋で働く主人公、市井ふみを取り巻く「再会」と「恋愛」を描いたラブストーリー。主人公の再会相手となる初恋の人、湯浅たもつを、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの山下健二郎が演じています。作品を華やかに彩る主題歌となったこの楽曲もまた、この映画を完成させるために必要なピースになっています。サビ部分に込められた思いの切実さが、息づかいを介した表現として伝わってきます。

ドラマ・映画・アニメと様々なジャンルを横断しながら活躍するLeola。クリアで元気のある声と、聴きごこちの良いサウンドはどんな場面でも素敵な空間を作り上げてくれます。

『Leola Christmas Live 2019 “HANGRY SANTA!?”』

【公演スケジュール】
[大阪]
12/10(火)
Zepp Namba(OSAKA)
開場 18:00 / 開演 19:00