2018年「JC・JK流行語大賞」にノミネート。若者を中心に大人気のクリエイターけみお。
10代の若者を中心に絶大な人気を誇るクリエイターのけみお。YouTuberという括りで語ってしまうには狭さすら感じさせられるほど、SNS時代において影響力を持っています。昨年の「JC・JK流行語大賞」にはけみおが自ら発信した言葉である「あげみざわ」や「ないたー」がランクイン。今や若者のトレンドを語る上で欠かせない人物となっているけみおの魅力を紹介します。
けみおのプロフィール
日に日に寝癖が解読不可能 pic.twitter.com/PH75fKbZYu
— kemio (@mmkemio) January 6, 2019
1995年10月16日生まれの23歳のけみお。馴染みのない名前ですが、これが本名かどうかについては詳細は明らかになっていないようです。その顔立ちからもわかるように父親がイタリア人とイラン人のミックスで、母親が日本人という家庭で育ったそうです。両親はけみおが2歳の時に事故で亡くなったこともあり、その後は祖父母によって育てられました。またけみおには兄がいてYouTubeで共演したこともあります。
そんなけみおが世間に知られるようになったきっかけは、けみおが高校生の頃、当時SNSで流行していた6秒動画配信サービス「Vine」(現在はサービス終了)にて、動画を配信したことでした。高校生である自分という立場を活かし、学校で疑問に思ったことや女子高生あるあるなどのネタ動画を投稿したことで瞬く間に人気に火がつきます。当時、「Vine」の影響力はYouTubeと同等かそれ以上に若者の間では影響力のある動画投稿サービスだったことから、「Vine」で話題のあの人といった形で大関れいからとともに一世を風靡しました。
「Vine」がサービスを終了してからも、TwitterやInstagram、YouTubeなどSNSを駆使して活動しています。Twitterのフォロワー数は約100万人、YouTube登録者数は116万人(2018年1月現在)を抱える人気ぶり。昨年はインフルエンサーとしての活躍も著しかったですよね。
日本を拠点に活動していたけみおですが、2016年9月からアメリカへの留学を理由に拠点を移しました。YouTubeなどSNSを通じて海外生活の実情をけみお独特の表現でおもしろく表現しています。過去には、雑誌「HR」のモデルや「けみお&アミーガチュ」という音楽ユニットとしても活動していたけみお。昨年には仲良しとして知られている青山テルマの楽曲「世界の中心〜We are the world〜」MVに出演し話題でした。次項ではモデル・YouTuber・アーティストそれぞれの側面からけみおの魅力を紹介していきます!
インスタで流行を発信!若者のファッションアイコンとしてのけみお
「Vine」や「YouTube」のイメージが強いけみおですが、ファッションのセンスも抜群なんです。元々きゃりーぱみゅぱみゅに憧れを抱いていることもあり、きゃりーが読者モデルを務めていた「HR」のモデルとして活動。持ち前のスタイルとファッションセンスが活かされています。ファッション誌での活動の延長線として、インスタにて個人的にスナップ写真を投稿しており、ファッションアイコンとして人気を博しています。日本人離れしたスタイルをしているので、日本人が参考になるのかは少し怪しい気はしますが…身につけているアイテムはどれもセンスを感じます。ファッションの参考にぜひ一度インスタをチェックしてみてくださいね。
「Vine」で一世を風靡。現在はYouTuberとして活動するけみお
「Vine」から「YouTube」へと活動の拠点を移すVine投稿者の例に漏れず、けみおもYouTubeへと活動の拠点を移しました。「Vine」の特徴として6秒という短い時間で面白さを届けることがあげられますが、YouTubeではそのような制限はなく時間は自由に設定可能です。その影響も加味してか、YouTubeでは早めのテンポで進むのがけみおの動画の特徴です。他のYouTuberと比較するとその違いが分かると思います。かといって見づらいということはなく、むしろ心地よいテンポ感なので、好きな人も多いでしょう。
動画の内容は、主に日常動画やメイク動画などを投稿。人気シリーズには「アゲアゲ修学旅行」という旅行の模様を収めた動画シリーズがあります。「マツコ会議」にも出演で話題のミチやよしあきらも出演しています。中には200万回再生されているものも。また、前述した流行語の「あげみざわ」や「ないたー」といったけみお発の言葉は動画内で発信されたものです。これまではテレビで芸能人が使っている言葉が流行るということはありましたがこれがYouTubeから流行したということに改めてYouTubeの大きさを感じます。
10代女性を鷲掴み。「どこまでいっても渋谷は日本の東京」のMVは140万回を突破
現在はソロで音楽活動をしていますが、過去には佐藤優津季、清水せれな、寺門いずみ、永井美夕ら「HR」のモデル仲間と共にユニット、けみお&アミーガチュとしても活動していました。なんとデビュー曲でもある「ケロケロ」はユニコーンの奥田民生が楽曲提供したことでも話題に。原宿・渋谷のポップアイコンらしい装いと歌が印象的です。
ソロとしては、ヒャダインのアレンジが施されたシングル「若者たち」のカバーでデビュー。2018年11月には「どこまでいっても渋谷は日本の東京」がリリース。これはけみおの動画内での発言がそのままタイトルになった形で、MVは「100均みたいなクオリティのミュージックビデオ」と本人が語っているように公式らしからぬ安っぽい仕上がりに。歌詞にはけみお発の言語を始め、若者言葉と言われる言葉が散りばめられています。中毒性のあるダンスとメロディで一度聴いてしまうと頭から離れません。
2018年は若者を代表するインフルエンサーとして絶大な影響を与えたけみお。SNS時代において彼が成し遂げてきた功績は計り知れません。今後も彼の発信する言動から若者の流行が生まれてくることでしょう。
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