――まず、CHABEさんは2回目、紗羅さんは初めてのグルーヴチューブ・フェスでしたが、どうでしたか?
CHABE : やはり良いロケーションだなぁ〜と感激しました! ステージから見る九十九里の海岸線が本当に素晴らしくて、ここでしか見ることができない景色だなと思います。
紗羅マリー : 連日ライブ続きで、前日の宮古島から直接来たんですが、ここに来たらふぁっと力が抜けて、とてもリフレッシュできたフェスでした。呼んでいただけて本当に嬉しいです!
――グルーヴチューブ・フェスのような、地元で行うフェスが増えましたよね。
CHABE : 他にもそういったフェスでライブをさせていただくことがありますが、それぞれ地元に根ざした空気感が伝わって来て、出演する側としても、とても心地いいなと思います。特にグルーヴチューブ・フェスは、家族で参加している人が多くて、とても微笑ましかったです。
紗羅マリー : そういったフェスは、大きい都市型フェスに比べて家族で楽しみやすい規模感がいいですよね。子供達も自由気ままに過ごせるし。グルーヴチューブ・フェスは、目の前が海だったので、海でも遊べるしキッズスペースやシャボン玉ができるところもあったりして、子供に優しい空間だなって思いました。
――ほかの出演者の方のライブはどうでしたか?
CHABE : この日の曽我部さんのライブは本当に素晴らしくて、自然と涙が出てしまいました。グルーヴチューブ・フェスのこの雰囲気と、夕暮れ時が本当にぴったりで。ずっと聴いていたかったです。
紗羅マリー : 今回、NOT WONKのライブを改めて観て、渋さが増していたので彼らが30代になった時にどうなってしまうのか今から本当に楽しみ。彼らはライブする度に、音楽に対する熱量がどんどん増えている気がします。
グルーヴチューブ・フェスを振り返って
“音楽”の持つパワーは本当に計り知れない。言葉が通じなくても、年齢や性別、国籍を問わず、誰もが楽しめるものであり、ひとつになれる力を持っている。グルーヴチューブ・フェスはその音楽の力を存分に感じられるものであった。千葉の奥地に、これだけのアーティストが集まり、そしてそれを観にくるお客さんがいる。“音楽”をきっかけとして、見ず知らずの土地に足を踏み入れ、空気を感じていく。これだけのことでも街は元気になり、人も元気になる。今年で6年目を迎えたグルーヴチューブ・フェスは、これから年月を積み重ね、音楽の力でさらにより良いものへと昇華していくことだろう。
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