バンドじゃないもん!(以下バンもん!)が、『バンもん!Fes. Winter~雪降る夜にフェスして~』を開催した。
昨年10月の『バンもん!Fes.』の番外編としての企画で、今年は東名阪ツアーと規模も大きい。
バンもん!とは、神聖かまってちゃんのDrums担当でお馴染み、みさこ扮する鈴姫みさこ(Dr.)を中心に、恋汐りんご(castanet)、七星ぐみ(shaker)、望月みゆ(Ba.)、甘夏ゆず(Key.)、天照大桃子(Tingshaw)で構成されている6人組のユニットだ。
彼女らは、自らを<アイドル界のミクストメディア>と称し、様々なジャンルの垣根を超えた楽曲とパフォーマンスで、注目を集めている。
12月11日名古屋からスタートし、東京会場はShibuya WWWとWWW Xの2会場を使用。そして、大阪での最終公演は12月24・25日のクリスマスイブ・クリスマス本番にまたがり、2Days公演の予定だ。
本記事では12月17日(土)に開催された、『バンもん!Fes. Winter~雪降る夜にフェスして~』東京公演@Shibuya WWW・WWW Xの主宰にして、トップバッター兼トリを務めたバンもん!のアクトにフォーカスをしてレポートをするが、Fes.と銘打つだけに、他の出演者のメンツも気になるところだろう。
今回の東京公演では、ぱいぱいでか美、恵比寿★マスカッツ やPASSPO☆ ら人気アイドルグループの出演の他、12月14日に新譜『工業製品』をリリースしたばかりのテンテンコ、ダンサブルなサウンドで人気なバンドCzecho No Republic、今注目の男性アイドルユニット(?!)ONIGAWARAのアクトもあった。
さらに、この公演は大人気のファッションブランドWEGOと協力タッグを組んでいるイベントでもあるので、一部のWEGOでは事前にバンもん!とのコラボレーションショッパーやグッズの取り扱いの他、メンバー来店イベントが実施されていた。
第一部 @WWW:目覚めよもんスター!バンもんFes.の幕開けだ!!
12月17日(土)14時。
最高気温13度の冬らしい空の下、渋谷のスペイン坂を上がると見えたのは、入場待機列に並ぶファン(通称:もんスター)の姿だ。オフィシャルTシャツやWEGOとのコラボグッズを身に着けているもんスターの数が圧倒的に多い。
開場後、多くのもんスターはバンもん!の1stステージがあるWWWに押し掛ける。
人がじわりじわりと増えていく中、14時半にSUBステージに現れたのがDJぱいぱいでか美だ。
ハロプロの曲が中心のDJの他、甘夏ゆずが表紙グラビアをかけて、参加している週刊ヤングジャンプ 『サキドルエース SURVIAL』企画を応援するために、自身で調達してきた7冊のヤンジャンを“それとな~く”オーディエンスに配る場面もあった。
自身のアクト中は写真撮影OKというサービス精神もあってか、会場のボルテージはバンもん!のアクトに向け、どんどんと上がっていく。
(ヤンジャンを手にするぱいぱいでか美。曲中にヤンジャンを配ると、会場は大盛り上がり!場を完璧にアゲてみせた)
そして、いよいよバンもん!最初のステージが始まる15時に。
OP曲『OVERTURE』が流れるや否や、もんスターたちが一気に目を覚ます。
お決まりのコールと6色に光るサイリウムの光に迎えられたバンもん!は、『雪降る夜にキスして』からのスタート。
(お待ちかねの登場に、もんスターを魅了するバンもん!メンバー。やっぱりこうしてみると、それぞれがそれぞれに、可愛い。)
続く2曲目、『夏のOh!バイブス』。望月みゆ(Ba.)のうならせるベース音から始まり、曲中盤では甘夏ゆず(Key.)がキーボードで吠え、オーディエンスのテンションをどんどんと上げていく。
(「バイブス say yeah バイブス say yes バイブス say yeah ハジけて踊れ!」という、1度聴くと口ずさんでしまう歌詞とダンスが魅力なナンバー)
ここでMCを挟み、やっとメンバーともんスター!のコミュニケーションの時間に。
来年2017年1月にリリースされる3rd・4thシングルの告知をしたところで、3曲目に4thシングルのC/W曲から『すきっぱらだいす♡』を披露。みさこ(Dr.)が作詞を手掛けたこの曲は各メンバーの好きな食べ物を歌詞に盛り込み、各々の個性あふれる小細工が可愛らしい。同時にオーディエンスをウェーブで盛り上げる演出もしっかりあり、ライブには欠かせない1曲となること間違いないだろう。
(かっこいい!望月みゆ(Ba.)が繰り出す重低音にドキドキさせられる。そのギャップにやられる人も多いのだろう。)
間髪入れずに続く4曲目『君の笑顔で世界がやばい』では抜群の明るさでオーディエンス一同も笑顔にさせたのちに、5曲目、『NaMiDa』に入り、再度みさこ(Dr.)による、新譜の告知。
「来年1月リリースの3rd・4thシングルどちらもオリコンWeeklyチャートトップ10圏内に入れるゾーーー!!!」と、大きな決意表明をしたのち、6曲目に在日ファンク完全プロデュースの3rdシングル『YAKIMOCHI』を披露。
ハマケンこと浜野謙太が作詞作曲を手掛けているこの曲は、今までのバンもん!の曲とは大きく違った超ファンキーな仕上がりになっているが、それを自分たちのものとして昇華しているバンもん!の姿が印象的で、彼女たちの新たな挑戦ともとれる1曲だ。
そして、前半戦最後7曲目を『パヒパヒ』で締めくくる。
もんスターに休息なんかない!DJタイムも大爆発!
時刻は18時。
WWWのSUBステージでは恋汐りんご(castanet)扮するDJ汐りんごと、甘夏ゆず(key)&天照大桃子(Tingshaw)のユニット、陽気なゴッドサマーズのDJの時間だ。
まずは陽気なゴッドサマーズのターン。Hi-STANDARDの『Stay Gold』が流れると、そこは一気にロックフェスの空間に。
また、ここぞとばかりにサンボマスターの『ロックンロール イズ ノットデッド』がフロアに流れると、涙を流して手を挙げるもんスターの姿もあった。
その後サンタクロースに扮したDJ汐りんごが登場。ももいろクローバーZの『サンタさん』に合わせ、クリスマスプレゼントを配るなど、特に独り身の人間にとってはこの時期にさむ~くなりがちな心を、とびきりの笑顔でぽっかぽかに暖めてくれるような愛らしさと幸せを振りまいていった。
次のページは第2部@WWW X 固い決意とNEXTレベルへの出発の時を、いざ見届けん!
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