永野亮(Vo,Gt)間野航(Dr,Cho)大城嘉彦(Syn,Gt)内垣洋祐(Ba,Cho)で2003年に結成されたロックバンドだ。2006年にメジャーデビュー、ニューウェイブ系統の曲調は人々の心をつかみ一躍人気が広がっていった。しかし一時期、公式な発表はなかったものの、活動休止状態が続いていた。そんな状態からまるまる3年間を経て再びAPOGEE(アポジー)から音楽が鳴り出した。そんなAPOGEEの朽ちない人気と枯れない音楽の魅力をお伝えする。
公式発表もなく突然の活動休止…!?彼らにはいったい何があったの?
徹底的に磨かれたユニークなニューウェイブサウンドはエレクトロニックやブラックミュージックなどと様々な面を持つ。透き通る透明度の高い歌声と心地よいシンセサイザーの音色、世界観のあるメロディの相性は抜群だ。ロマンチックさと繊細な芸術性は多くのファンを虜にしている。そんな彼らには空白の3年間が存在する。活動休止の発表もなく、突然バンドのサウンドが鳴り止んだのだった。そしてメンバー個々の活動が始められていきファンの間では不安の声も上がっていた。ギターボーカルの永野は、いつ空中分解しておいてもおかしくない状態だったと当時の状況を語り、緊張の糸が途切れてしまったと話していた。ベクトルの方向が違う4人が集まり結成したAPOGEE、その違いが楽曲に光を与えていたが、その反面曲作りやバンドを続けていく上で困難があったことも事実。休止直前は、何か活動を無理やりにでも続けていなければバンドが風化していってしまうという恐怖心で動いていたため、一気に緊張の糸が切れ、事実上の活動休止へと傾いたのだった。
活動休止から完全復帰! APOGEEはやはり健在だった!
解散するエネルギー、活動休止ライブをするということすらも考えたくなかったという当時。そこから3年間個々で音楽と向き合う時間を設けていったようだ。ソロで活動する中でファンからAPOGEEの復活を望む声も上がっており、徐々にバンド愛は戻っていき、3年の時を経て、代官山UNITでワンマンライブで完全復活を遂げた彼ら。チケットは即完売。皆彼らの復活を待ちわびていたようだ。独特のサウンドと不思議な空間を包むその空気感は健在。どこか耳に残るような癖になる中毒性に皆虜になっているようだ。そのミュージックからはメンバーの音楽に対する愛も感じられる。音楽好きにはたまらないバンドAPOGEE、一度聴いてみてはいかがだろうか。
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