今アニメーションMVがけっこう熱い。amazarashi、さユり、DAOKOら若者に絶大な支持を集めるアーティストたちもこぞって取り入れているし、世界的なトラックメイカーであるポーター・ロビンソンとマデオンによる共作『Shelter』、ゴリラズの360度アニメーションMV『Saturnz Barz (Spirit House)』など海外勢も盛り上がっている。今回の8選ではそんな数あるアニメーションMV作品から特に見てほしい作品をピックアップ。ぜひその世界に飛び込んで!
1.ポーター・ロビンソン&マデオン『Shelter』
世界的なトラックメイカー、ポーター・ロビンソンとマデオンの共作『Shelter』。日本のアニメが大好きなポーターが、自身も大ファンである作品『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などで知られるアニメーションスタジオ・A-1 Picturesに映像をオファー、音楽で稼いだお金で「アニメをつくりたい!」という夢を叶えてしまった素敵な1作だ。映画『マトリックス』にも通じるSF的な設定、世界観が楽曲に見事にマッチし、切ない感情を刺激する。
2.amazarashi『夏を待っていました』
秋田ひろむを中心としたバンド・amazarashiは日本のアニメーションMVの可能性を押し広げたひとつのエポックメイキング的存在だ。『夏を待っていました』では、テルテル坊主のキャラクターが、電柱に囲まれた暗い色彩の町を往く。アニメーションとともにあらわれる歌詞の一言一言が胸に突き刺さり、僕らをどこか懐かしい世界に連れ出してくれる。
3.さユり『アノニマス』
さユりのMVは、実写とアニメーション映像を織り交ぜた2.5次元的映像空間をうまく構築している。ここまで見事な交錯する空間をつくったのは彼女が初めてじゃないだろうか。SF的なファッションブランド・chlomaによる特製のポンチョ、PALOW.によるキャラクターデザイン、loundrawが描く背景など、どれもセンスは抜群。2017年勢いに乗る彼女はまだまだ凄い活躍を見せてくれるはずだ。
4.ゴリラズ『Saturnz Barz (Spirit House)』
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