2017年も残すところあとわずか。毎日たくさんの情報をお届けしてきたミーティア編集部が「超個人的」な視点で選ぶ「BEST」企画をお届けします。第1弾は、MOVIE編! 今年公開された作品の中からミーティア編集部がピックアップするベストムービーとは?
『泥棒役者』
計算された巧妙なストーリーと気持ちの良い伏線回収、舞台原作ならではのテンポの良さ、各役者の演技力……、全てがツボでした。笑える映画ですが、最後はちょっとジーンとくる温かい映画です。何回見ても飽きず、マスコミ試写含め3回見に行きました。
『13の理由』
映画じゃなくてドラマだけど……。これが本当のリアル、って感じの内容で、打ちのめされた。見ている間中、ずっとハンナ・ベイカーのことを考えていた。Netflixに入ってこれを見たせいもあって、映画館に行く回数が減った。Netflixは今後のエンタメを変えると思う。
MOROHA『劇場版 其ノ灯、暮ラシ』
MOROHA初のドキュメンタリー映画です。僕は小学生の頃からボクシングが好きで、たった3分1Rに人生をかける姿にシビれるんですが、この映画にも同じ熱量を感じるんです。MOROHAとエリザベス宮地監督がリングの上で、どっちが凄えことを出来るか闘っている。僕は劇中でインタビューをさせていただきました!
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
辛過ぎて泣くのも許されない映画であります。あまりにも重い罪を背負ってしまった、ある男の物語。その罪の内容が徐々に明らかになってゆくストーリ構成ゆえ、あまり多くを語れません。その明らかになってゆく過程も見事で、本作で監督・脚本を務めたケネス・ロナーガンはアカデミー賞(脚本)を受賞しました。彼を許すことはできない。けれども、罵ることは出来ても咎めることは出来ない。徹頭徹尾絶望的な映画ですが、ラストシーンには2ミリ程度の希望を見ることができるでしょう。その2ミリのために明日を生きたくなる、そんな作品です。
『20センチュリー・ウーマン』
私たちがマイク・ミルズを好きな理由、そしてマイク・ミルズがミランダ・ジュライと結婚できた理由が、ハッキリと分かる傑作。すべての瞬間が愛おしく、観終えた時には胸がいっぱい。いつか、息子(予定はないけれど)と一緒に観たいです。
『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』
イタリアの小さく美しい島の日常を通じ、日常の世界を多角的に映し出したドキュメンタリー作品。簡単に言えばショッキングな映画でした。
今回選ばれた映画以外にも、『ムーンライト』や『ゲット・アウト』、『ベイビー・ドライバー』、『IT』、『スパイダーマン:ホームカミング』(キリがない……)など、愛すべき作品がたくさん公開された2017年。みなさんにとってのベストムービーはどんな作品でしたか? 来年も一緒に、映画生活を楽しみましょう!
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