「ダークサイド」って聞こえはだいぶ暗いイメージ。でも日々生きていれば悲しいこととか切ないこと、ちょっと独りになりたいこととか考え事したいこととか、もちろん落ち込むこととかあるのは当たり前。そんな時、そっとそばにいて寄り添ってくれる音楽を「ダークサイドな音楽」と呼ぶことにします。そうして気がついたらまた、明日に向かっている自分に気がつくのかもしれません。そんなダークサイドな音楽を紹介してくれるのは日本を代表するソウルミュージシャンであり、1児の母でもある福原美穂さん。
Bon Iver 『33 God』
絶望の中にいるとき、ここで終わらないんだ、という悔しさからくる力が、立ち上がる力に変わる。
この曲は一つのことに区切りをつけて進んでいく歌ですが、このリズムもまた背中を押してくれる、力強い曲です。
Bonnie Raitt『I can’t make you love me』
もうこのイントロで泣いてしまいます。笑
電気を消して、失恋の思い、悔しさを涙にたくす。もうずっと泣くだけなんですけど。そんな時に永遠にリピートしたい一曲です。
Bjork 『Joga』
ビョークの世界観の中でも本当に温かい一曲なのですが、「生きたい」という人間や動物の本能的な原点に戻してくれる曲です。
人間もダークな部分は持ちつつも、そこから再生する力を必ず持っている。
そんな気持ちを再認識させてくれる曲です。
Milton Nascimento『Travessia』
曲調は明るい美しいメロディなのですが、歌の内容は、自分の居場所と生きている実感を感じるために歩き続ける一人の主人公で、悲しい橋も痛い橋もあったけど、いつしか希望と愛の橋を見つけたい、そんなメッセージの込められた歌です。
もう聴いているだけで浄化される一曲です。
小谷美紗子 『手紙』
聴いてください。素晴らしいメロディと歌詞と歌。ただ、涙がでてきます。
Joni Mitchell 『Amelia』
ジョ二ミッチェルの曲は一人で聴くにはとにかく最高なのですが、これも夜に聴きながら旅できる一曲です。
Solange 『Mad feat. Lil wayne』
去年ヘビロテしたアルバム。内側にふつふつと沸き上がる怒りと愛を感じられる曲です。
PROFILE
福原美穂
2015年、自身のレーベル”Happy Field Records”を立ち上げ、第一弾EP『Something New』をリリース。2016年3月には第一子となる女児を出産。
新譜告知
総勢300名余出演のゴスペルクワイア&フルオーケストラ公演を収録したコンサートアルバム『MIHO FUKUHARA Symphonic Concert 2016』
が、2016年12月23日に配信限定アルバムとしてリリースされた。
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