「ダークサイド」って聞こえはだいぶ暗いイメージ。でも日々生きていれば悲しいこととか切ないこと、ちょっと独りになりたいこととか考え事したいこととか、もちろん落ち込むこととかあるのは当たり前。そんな時、そっとそばにいて寄り添ってくれる音楽を「ダークサイドな音楽」と呼ぶことにします。そうして気がついたらまた、明日に向かっている自分に気がつくのかもしれません。年間100本以上のライブに足を運びアーティストの楽曲やライブ演出に参加するパーソナリティー藤田琢己のMIXTAPEです。
ダークサイド
えー、ぶっちゃけると、最高に落ち込んでいるときはあまり音楽を聴かないかも知れません・・・
音楽を聴くことそのものが、自分を楽しい気持ちにさせてくれるので、二律背反的ではありますが、落ち込みまくっているときは、音楽を楽しめなかったりします・・・とはいえ、ダークサイドがもついろんなイメージでセレクトしてみました!
EMINEM『Lose Yourself』
これは勇気付けの曲ですよね。エミネムが主演の映画8mileの主題歌です。生活も楽じゃない若者がフリースライルラップバトルで夢を掴む、そんなストーリーです。
どん底から、ワンチャンスを掴むんだ!今なんだよ、やるしかねーよ!と背中を押してくれます。
Syrup 16g『ニセモノ』
ダークサイド、と言われてすぐ浮かんだのが、シロップでした。キングオブダークサイド(俺調べ)、でも心の奥をズキズキと射抜いてくるのは、やはりその言葉と歌。
「結局俺はニセモノだった」なんて・・・くーっ!
ART-SCHOOL『Scarlet』
暗く美しい・・・儚くも煌めく、そんなアートスクールの世界観、しかもエモーショナルな理樹くんのボーカル、そして轟音のロックサウンドが、強さと弱さを共存させているように感じて、耳よりも心に最初に入ってくるような気持ちにさせます。
androp『Kaonashi』
初めて聴いた時、びっくりしました!爽やかで鮮やかな曲を描くイメージのバンドが、闇を描いたこの曲。「殺したいほど憎んだ・・・」でも、それは表現の一つであって、そこにあるのは殺意ではなく悲壮感、そこは勘違いせずドキドキしながら聴いて欲しいです。あと、バンドの演奏アレンジが秀逸!
レミオロメン『アイランド』
これは当時のバンドの抱えていたストーリー込みで好きなんですよね。
明るくひらけたところへ飛び出していって、要望も期待も背負いながら、自分やバンドの内面ととことん向き合い、悩むという。だからいいんですよ!人間だもの!悩んで、それでも前に進むんです。ということを教えてくれるような一曲。
RADIOHEAD『Paranoid Android』
ダークサイド・・・これはミュージックビデオで初めて触れた曲で、ヘタウマな絵のアニメーションなんですけど、シュールな世界観、深さ、闇wwに、ズーンと落ちた記憶があって、曲というよりも映像の怖さみたいなのを思い出して選びました。
PROFILE
藤田琢己
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