-椎名琴音-
たとえば、少女が男に「好き」と言ったとしても。
その言葉にどんな意味があるのか、どんな苦しみや喜びがあるのか。わたしたちは本当には理解できないでしょう。
言葉の奥に潜む想い、感覚は少女にしかわからないから。いえ、もしかすると、少女にすらわからないことかもしれません。 わかりたくてもわかりあえない。わかってほしいと思ってないかも。 「理解できない」ということは、安心して言葉を口にするために必要なことなのでしょう。悲しいですが。
この物語に登場する人達もそうです。
みんな何かを無意識に、必死に、隠してる。小さな世界が崩れないように、見えないよう、ばれないように。
当たり障りのない言葉では、本当に伝わることはありません。 でも、その想いが弾けた時……。
これはハッピーエンドでもバッドエンドでもない、 人間たちの物語です。
(とは言いつつ、舞台に立つのは怖くて怖くて。手が震える日々です)
一生懸命作っています。
ぜひわたしたちの物語を見に来てください!
-小川紗良-
「初めて」はいつだって怖いもの。同時に、とてもとても楽しみなものです。
今、私の前には不安と期待が果てしなく広がっています。
ずっとやってみたかった舞台、初めての舞台。
3月末、私は一体どんな顔をしてステージの上に立っているのでしょう。
私の演じる輪ちゃんは、「天真爛漫」という言葉が誰よりも似合う、とても魅力的な女の子。
「天真爛漫」って、私の対義語みたいな言葉です。でも、だからこそ面白いし、挑んでみたい。
今回の舞台のタイトルに「monster(=怪物)」という言葉が入っていますが、
今の私にとって一番の怪物は輪ちゃんです。
千秋楽まで輪ちゃんと戦い続けて、倒すんじゃなくて、仲良くなれたらと思います。
もし良かったら、お時間が合えば、春だし演劇でも観るかと思えたら、
ぜひ劇場に足を運んでみてください。
そして、私と輪ちゃんの「初めて」の瞬間を見届けていただけたら嬉しいです。
-古舘佑太郎-
Superendroller の前作『blue, blew, bloom』では主演を務めさせて頂きましたが、
今作は音楽にそのエネルギーを注ぎ込みました。
濱田氏の描く世界では、登場人物たち誰もが、
繊細ですぐに壊れてしまいそうな面を持ち合わせています。
だからこそ、その周りに流れている音は細かい部分までこだわらなければならない、と思いました。
物語の中で、ギリギリの感情を保ちながらも成長していく彼らに期待しています。
【infomation】
Superendroller LIVE “scene03”
『monster & moonstar』
公演期間:2017 年 3 月 24 日(金)〜28 日(火)
公演スケジュール:
24日(金)19:00~
25日(土)13:00~/18:00~
26日(日)13:00~/18:00~
27日(月)14:00~/19:00~
28日(火)12:00~/16:00~
計9公演 ※各回アフタートークあり(千秋楽を除く)
会場: 原宿 VACANT
チケット:前売 4,000 円(+1drink¥500) 当日 4,500 円(+1drink¥500)
https://www.quartet-online.net/ticket/mandm
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