south bad boy
シーンの最遅咲き、遅れて来たニューカマーこと「south bad boy」
こちらも肥頭FAT TONE界隈ど真ん中。落日飛車からの影響も色濃いシーンの若手で、そのセンスは数年前から噂されるもようやく最近になって待望の初正式音源となるEPをリリースしたばかり。EPのプロデュースは落日飛車のレコーディングエンジニアでジョージマーティン的な重要な役割を担っている天才エンジニア「Green Eyes」の老王ことYuchain Wang。今後に益々期待の遅れてきたニューカマー。
South Bad Boy漢字だと 南方壞男孩。
吹万chui wan
そしてちょっと場所は台湾から離れますが、このバンドに触れずにはいられない。同時代的にかなり落日飛車とリンクしている中国のバンド 「吹万chui wan」。
時を遡ることBoyz and Girlが休止してから林以樂は北京へと渡り、北京アンダーグラウンド界隈と交流を持ち、中国のオルタナインディの最重要レーベル「兵馬司maybe mars」周辺のアーティスト(代表的なバンドとしてはPK.14,carsickcars,吹万あたり)と一緒に中国インディシーンで大暴れするのであるが、(この話は義経がモンゴルに渡っちゃうくらいすごい話)
その当時のシーンの中でもサイケロックバンドとして早くに世界から注目をされていたのがこの「吹万chui wan」で、今や中国のオルタナ界隈では重鎮バンドとなる。そして落日飛車が「JINJIKIKKO」リリース後活動再開してからの中国ツアーで共演を重ね、お互いにフェイバリットバンドとしてその才能を認め合う存在であった。
その当時kuoは自ら吹万chui wanを台湾に招聘しようと試みたが時期を逃してしまい、現在に至る。
热带从未有过的风景(熱帯にかつて無かった風景)
そして自分はkuoの意思を引き継ぎ、今年吹万chui wanの台湾そして日本でのライブを企画中です。こんな自分も気づいたら「10 year Taipei」の物語の一員になりつつあって、この曲がとても心に沁みる。
あと、吹万chui wanライブとんでもなくかっこいいです。落日飛車好きは確実にハマると思います。ご期待ください。
「10 year Taipei」
I will be gone,
俺は行くよ
I will be gone.
俺は行くよ
I won’t be long,
長くはないさ
I don’t belong.
俺は何にも属さない
I’m dreaming home,
家を夢見てる
Oh I’m getting lost.
オォ、俺は迷い込んでしまった
We’re feeling fine,
俺たちのフィーリングはバッチリ
Just getting old.
只々年をとっただけ
It has been fun,
それも面白いもんだ
Always been fun.
ずっと面白かった
We’re dreaming home,
俺たちは家を夢見てる
Oh we’re getting lost.
オォ、俺たちは迷い込んでしまった
I don’t know, I don’t know
俺は知らない
When the dream is coming.
いつ夢が現れるのか
When the world just comes around,
世界が蘇ろうとするとき
Don’t be low, you don’t be low,
がっかりするなよ、お前はくさっちゃいけない
Oh was it goodbye?
オォ、それはサヨナラだったのかい?
I wasn’t sure.
俺は確かじゃない
We could call it a night,
今夜はこのくらいにしようぜ
Let you be all the things you could be, otherwise…
お前はお前が成れる全てに成ればいいさ、そうじゃなければ…
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