Stephen ESPO Powers(スティーブン エスポ パワーズ)
1968年フィラデルフィアに生まれる。
1994年にニューヨークに移りヒップホップマガジン「Go Magazine」の編集長とグラフィティ・アーティストとして活動。
1998年にスタジオを作り以後、グラフィティライターとしての活動を辞めアーティストとして活動を始める。
その活動はペインティング以外にもパブリックアート、看板制作、グラフィック提供と幅広く、The Institute of Contemporary Art in Philadelphia、49thベネチア・ビエンナーレ、リバプール・ビエンナーレ、ダイチ・プロジェクト(NY)などで展覧会を開催。
2005年にアーティスト仲間とThe Dreamland Artists Clubを結成、コニーアイランドにある遊園地の外観をリメイクし新しい観光地をつくった。
2007年には初の美術館での個展をペンシルベニア美術アカデミーで開催、同年Fulbright scholarshipを受けダブリンに現地の子供達と共にミューラルを制作。
2009年以降、地自体からスポンサーを得て「A Love Letter for You」プロジェクトをスタートし貧困地区のフィラデルフィア西側に希望をもたらす為に50ものミューラルを描き、そのプロジェクトはニューヨーク、その他の街へと広がっていく事になり、街にミューラルでラブレターを描くパワーズの作品は日本にも「NOW IS FOREVER」という壁が現在は取り壊されているが原宿にも存在していた。
『SELF FULFILLING PROPHET SEES』
パワーズは1999年の伝説的な展覧会『UNTITLED』以降、24年間に渡り東京を訪れ続け、街で見かけるグラフィックやキャラクターに触発され、その影響は彼の芸術に取り入れられてきた。
2023年からは東京で生活を開始。2023年6月には自身のショップESPOKYO(東京都渋谷区神宮前2-32-10)もオープンした。
できる限り電車と自転車に乗り、東京のジャンクショップを訪れ、街にある美しいがらくた等を見て制作の糧としながらオープニングなどに出席し、ただそこにいることに意味があると感じる日々を送る。
そんなパワーズは2024年2月29日(木)より、日本では約6年ぶりの個展『SELF FULFILLING PROPHET SEES』をGALLERY TARGETにて開催する。今回の個展では東京で制作した50点以上の新作をインスタレーションと共に展示。
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