グラフィティアーティスト“Futura(フューチュラ)”が20年ぶりに日本での個展“GENERATION Z”開催を発表!
「Futura」自身のInstagramで開催に関する情報が公開されてから、公式発表までに巷がザワついた。
約20年ぶりに日本で開催される、この個展では、4つの異なる彫刻作品や、2019年の日本滞在中に制作された27点のコミッションワークを展示される予定。
開催場所は、神宮前にあるギャラリー「The Mass」 に決定。
さらに、Futuraの息子であり13th Witnessの名で知られるフォトグラファー、ティモシー・マクガーの作品も展示予定となっており、親子での合同展示は初の試みだ。
© Futura, PASMO, 2019 (181.8×227.3×3.8 cm)
© Futura, SPRAYMASTERZ, 2019 (164×227.3×4.8 cm)
© Futura, POST PRODUCTION, 2019 (90×150×4.8 cm)
Futuraとは?
グラフィティというものが公のアートギャラリーに認められ始めた時代のパイオニアであるアーティスト、フューチュラ 2000(本名:レナード・ヒルトン・マクガー)。1970年代後半に早くもグラフィティにおいて革新的なアプローチ、すなわちそれ以前はレター(文字)を基本としたルールが存在していたのに対して、アブストラクトなスタイルを世の中に示した事で知られている。彼のキャンバス作品は1980年代に注目を浴び、ジャン=ミシェル・バスキア、キース・ヘリング、そしてケニー・シャーフとともに大きなアートムーブメントの立役者となる。彼は『サブウェイ・スクール』と呼ばれるニューヨークの地下鉄グラフィティシーンにおいてグラフィティを全て独学で覚え、熟達した色彩感覚、幾何学的な構成、そして線はワシリー・カディンスキーの作品にたとえられる。そして、友人でもあるドンディ・ホワイトやラメルジーとならび革新的で最新のダイナミズムを表現する作家として称えられている。
キャリア、技法、そしてスタジオワークの起源である革新的要素は、数十年もの間を経た今もなお、この上ない純粋なものとして見ることができるのだ。キャンバス、紙、彫刻、写真、グラフィックデザイン、そして大規模な壁画の中にはっきりと表現されたフューチュラの創造性は、動きのある構図、むき出しの質感、そして完全なる独創的な表現によって異彩を放っている。
作品は今まで、ロサンゼルス現代美術館、ニューヨークにあるMoMA PS1、ニューミュージアム・オブ・コンテンポラリーアート、ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館、ファン・ギャラリーなど有名な美術館にて展示され、最近では2018年にロサンゼルス、2019年にニューヨークにて開催されたビヨンド・ザ・ストリートに出展。コマーシャルアートや自身のアパレルブランドであるフューチュラ・ラボラトリーズをプロデュースするアーティストとして、今までルイ・ヴィトン、コム・デ・ギャルソン、シャネル、ナイキ、オフホワイト、そしてリーバイスなどとのブランドとコラボレーションを展開し、ザ・クラッシュなどのミュージシャンたちにもアルバムデザインを提供してきた。
■開催概要
開催期間:2019年11月16日(土) – 12月15日(日)
開館時間:12時~19時
閉館日:火曜日・水曜日
開催場所:The Mass (東京都渋谷区神宮前5-11-1)
SHARE
Written by