音楽という括りに縛られないアーティスト・植田真梨恵。ハイトーンボイスと迫力のあるライブパフォーマンスが売りである。2014年8月6日、インディーズ活動の活動が認められ「彼に守ってほしい10のこと」にてメジャーデビュー。現在では行うライブのほとんどがソールドアウトするほど、人気アーティストに登りつめた。彼女の魅力は何といっても、そのライブなのである。
「S・O・S」これを聴けば聴くほど”中毒性”が膨れ上がる1曲
ギターとピアノだけのシンプルな曲。音数が少ないのだが、見ると迫力があるのが分かる。これが植田真梨恵の凄さだ。普通、こういった曲はメジャー調で進んでいくのが一般的だ。だが、あえてマイナー調で進み、徐々にメジャー調にシフトチェンジしていく事で、気持ちの良いサビが出来上がる。とにかく前半は聞き手に緊張感を与え、サビで爆発させるのが「S・O・S」だ。この曲で特に凄いと感じるのが植田真梨恵のボーカルであろう。キーが面白いように移動し、音程を外さず歌うのがとても難しい。それをいとも簡単に歌い上げているのが、植田真梨恵の凄さなのだ。この「S・O・S」という曲は植田真梨恵の人気曲であり、そしてファンのきっかけになりやすい曲だと言う。まだ植田真梨恵の曲を聞いたことが無い人は、一度でいいから視聴してみてほしい。気に入れば、他の曲もハマってしまうに違いないだろう。
「サファイア!」「メリーゴーランド」 縛られないからこそ出来た曲
「S・O・S」とは対照的に、マイルドな展開をしていく「サファイア! 」。ピアノソロが、つい寝てしまいたくなるようなまったりサウンド作り上げている。とても「S・O・S」と同じ人が歌っているようには感じられない曲だろう。特に注目して欲しいのが音域の広さ。基本ハイトーンが中心だが、落ち着きたい場所ではしっかりと下に着地する。そしてテンションを上げたい場所では、とにかく突き抜けるような高音域を見せる。植田真梨恵の実力が垣間見えるライブである。また「メリーゴーランド」という曲では、本当にメリーゴーランドに乗っているような、絵本のような世界観が見えてくる。特にライブではパフォーマンスの躍動感から、感動が生まれてくる。このように、植田真梨恵には気になる音楽が沢山ある。中でもライブは必見だ。音楽が好き、という方は一度ライブに参戦してみるといいだろう。満足できるライブになっているだろう。
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