「キラキラの光の中から、真っ赤な衣装のえみが飛び出してきた!」
“えみ”とはFRONTIER BACKYARDとのコラボやSexyZoneへの作詞提供で注目されるシンガーソングライター、おかもとえみのこと。冒頭の一文は、彼女の公演を観覧したおかもとえみの実の母、岡本美子さんの表現だ。
この記事は6月15日代官山SAPCE ODDにて行われたおかもとえみのワンマンライブ『gappy』を母親の視点でレポートする試み。
音楽ライターには真似できない、ほっこりレポートが届いた。
取材・編集:石井洋
文:岡本美子
撮影:Ray Otabe
キラキラの光の中から、真っ赤な衣装のえみがとび出してきた!
三つ編みにつけた大きな赤い花がリズミカルに跳ねる。そして良い笑顔、カワイイ!
(スミマセン。親ばかになっています)
まずは『東京サーチライト』『Fantasy』『BLUENIGHT』と、続けざまに3曲を披露。雨の匂いがかすかに漂う会場に、えみのエネルギーがふわりと放たれます。会場の皆さんもそれに呼応してくださり、心地よい空間に仕上がっていきます。
以前より余裕を感じるのはMC。歌い終えた後の「いかが?」の問いかけには思わずクスッとしました。
『ストライク!』からの3曲はダンサーのお二人と踊る!踊る!踊る! 新曲の『チックタックメモリー』はひしめき合いながらひそひそと語られる感情が、小さなトゲのように心に刺さります。
えみの可愛いだけじゃない声がとてもお気に入り。
ほんの少しの影だったり、毒だったりが曲の中にスパイスのように味付けされて、深みを与えている気がして。
『もしもを選んだあとで』は大学の時に撮ったアニメーションにつけた曲。YouTubeでみられるので、ぜひ。小道具作りすごい手伝ったんです(笑)
次は私が一番好きな曲『pool』。言葉がふっと耳をかすめていくのが心地よく、寝る前に聴くと良い夢が見られますよ。
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