『中学聖日記』を盛り上げる主題歌、『プロローグ』が配信チャートを席巻!
2018年10月期のドラマが、続々とフィナーレを迎えている。そんな中、いよいよ12月18日(火)に最終回が放送されるのが『中学聖日記』だ。婚約者がいながらも、自分に好意を寄せる中学生に惹かれてしまう教師を描いたラブストーリーは、さまざまな反響を呼んできた。
そのドラマを彩ってきたのが、Uru(ウル)が歌う主題歌『プロローグ』だ。毎回劇中の重要な場面で使われ、視聴者に鮮烈な印象を残した同曲は、配信チャートでもヒットを飛ばしている。最終回に備えて、この主題歌やドラマを改めて振り返ってみよう。
YouTubeの総再生回数が1億回突破
Uruが世に現れたのは2013年のこと。自分のYouTubeチャンネルを立ち上げ、新旧問わず数々の名曲をカバーした動画をアップし続けた。そこでは、歌唱だけでなく演奏やプログラミング、動画の撮影・編集までをすべてUru自身が担当。その動画が話題を集め、2016年6月に「星の中の君」でデビューとなった。デビュー後、その存在が広く知られるようになると、YouTubeの再生回数も飛躍的に上昇。2018年11月には総再生回数が1億回を突破している。
Uru 『星の中の君』
以後、現在までに7枚のシングルと1枚のアルバムを発表。多くの楽曲が映画主題歌やCMソングに起用されているが、中でもUruの名を世に知らしめるきっかけとなったのが、TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のエンディングテーマとなった3rdシングル『フリージア』、『コウノドリ 命についてのすべてのこと』第2シリーズの主題歌となった5thシングル『奇蹟』の2曲だろう。どちらも作品の世界観に寄り添った壮大なバラードで、透き通った歌声が響き渡る、Uruの真骨頂ともいえる作品となっている。
Uru 『フリージア』/『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期EDテーマ
Uru『奇蹟』 × 『コウノドリ』コラボレーションMV
ドラマの世界観とシンクロする主題歌「プロローグ」
『中学聖日記』の主題歌となった『プロローグ』も、『フリージア』『奇蹟』の流れを汲んだバラードだ。『プロローグ』の編曲は『フリージア』など、Uruの作品を数多く担当するトオミヨウ。作詞・作曲はUru自身が手がけている。
Uru 『プロローグ』 TBS系 火曜ドラマ『中学聖日記』主題歌
曲が生まれる背景には、ドラマの制作陣とのやりとりもあったという。歌い出しの「目にかかる髪の毛と/かきわけた指/壊れそうでどこか/寂し気な背中」という歌詞には、恋い焦がれる人を前にして、その些細な動作にも心を揺さぶられる繊細な気持ちが歌われている。それからUruの歌声と音楽は徐々に熱を帯びていき、サビで一気に爆発する。その感情の高まりは、許されぬ恋と知りながら惹かれあっていく『中学聖日記』の二人とも響き合うようだ。
この主題歌「プロローグ」は、ドラマとともに話題を集め、10月30日にデジタル配信リリースされると、iTunes、レコチョク、Moraなどの音楽配信サイトでデイリーランキング1位を獲得。結果的に、Uru史上最多となる11の音楽配信サイトで1位を獲得し、現在までに20万ダウンロードを突破している。さらに12月5日にはCDもリリースされ、12月12日発表のオリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキングでは1位に輝いた。2018年の冬を彩る、Uruの新たな代表曲が誕生したのだ。
『アンナチュラル』の演出を手掛けたスタッフが、制作に参加
ドラマの視聴者にも、Uruの「プロローグ」に惹かれたという人は多い。
『中学聖日記』は、かわかみじゅんこの同名漫画を原作としたドラマ。25歳の新人中学教師・末永聖(有村架純)には、28歳のサラリーマン・河合勝太郎(町田啓太)がいる。しかし、聖が受け持ったクラスにいた生徒の黒岩晶(岡田健史)が聖に恋してしまい、聖も次第に晶に惹かれていくようになる。
「生徒と教師」という関係による、切なくて苦しい恋物語。放送前は異色の設定に賛否があったものの、回を重ねるにつれ逆境を乗り越えて惹かれ合う二人の幸せを願う人が続出。着実にファンを増やしていった。
そんな二人の恋をひときわ盛り上げるのが、主題歌の「プロローグ」だ。放送初期から、SNSなどでは「主題歌の使い方が絶妙!」といった声が多く上がっていた。
ドラマ「中学聖日記」
ザーザーの雨の山中で
ビショビショの聖ちゃんが
「黒岩くんがピーー」って言ってUruの「プロローグ」が流れて
黒岩くんと聖ちゃんがピロピロって
黒岩くんのお母さんがピンポーン
って来週待ち遠し過ぎて
中岡は口からポーーーーー pic.twitter.com/bBrYxIBiGl
— ロッチ 中岡 (@lottiso1) December 4, 2018
また、プロローグが流れ出すタイミングな???#中学聖日記 pic.twitter.com/YFMk5zbMsF
— 優 梨 (@yr__016) December 4, 2018
6.託された日記を読んで聖涙する(1話冒頭につながる)
7.晶と黒岩母の対決。晶が「母さんに分かってもらうよう努力」、黒岩父も出てきて加勢、母がヲーターする。
8.成人した晶が聖を迎えに来る(ここからずっとプロローグ流れる)
9.とにかく虹!虹が出まくってエンドロール#中学聖日記— moomoombullet (@moomoombullet) December 12, 2018
意外と面白いんだけどなぁー。
そしていい所で流れる#プロローグ
次回気になるー!!#中学聖日記 pic.twitter.com/x655NuGBty— rurun(・ω・) (@yy2_o) December 4, 2018
それもそのはず。『中学聖日記』の演出には塚原あゆ子、竹村謙太郎、坪井敏雄の3人が携わっているが、塚原あゆ子と竹村謙太郎の2人は2018年1月から放送されたドラマ『アンナチュラル』の演出も手がけているからだ。『アンナチュラル』を見ていた人は、このドラマで米津玄師の『Lemon』が「ここしかない!」というほど絶妙なタイミングで流れていたことを覚えているだろう。そのスタッフの手腕が、『中学聖日記』でも存分に発揮されているのだ。
Uruの歌声とともに振り返る、ドラマダイジェストが公開
現在、TBSの公式YouTubeチャンネルでは、Uruの『プロローグ』に乗せたドラマのスペシャルダイジェスト映像が公開されている。
火曜ドラマ『中学聖日記』× Uru「プロローグ」スペシャルダイジェスト
ダイジェストの後には、衝撃的な展開となった第10話のラストシーンも見ることができる。この映像を見れば、ドラマを見ていない人も聖と晶の恋物語が気になってしまうはず。
そんな『中学聖日記』の最終回は、12月18日(火)の夜10時から。ぜひ二人の恋の行方を見届けてほしい。そしてUruの『プロローグ』がどんな場面で流れるのかも、要チェックだ。
〈リリース情報〉
7th Single『プロローグ』
2018年12月5日発売
初回限定盤[CD+DVD]
AICL-3611~2
1,800円(税込)
初回盤三方背BOX仕様
初回プレス特典 カラートレイ仕様
CD
1.プロローグ
2.PUZZLE
3.雪の華
4.奇蹟 Self-cover ver.
5. プロローグ -instrumental-
6. PUZZLE -instrumental-
DVD
Uru Live「monochrome~吹き沁む頬に熱いザフサス~」
2018.3.4 昭和女子大学人見記念講堂
1.Sunny day hometown
2.ハッピーエンド
3.フリージア
通常盤[CD]
AICL-3613
1,200円(税込)
初回プレス特典 カラートレイ仕様
〈Uru〉
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