東京をベースに活動する「写真家」であり「音楽家」でもあるNonturnが、東京の街で採取された音で作られた1st album『Territory』をリリース。Nonturnは路上で「壁面」や「模様」の写真を撮って発表し、音楽においても現代的なアンビエントワークスを発表している。
洗練された環境音の再構築と、どこか叙情的な雰囲気が溶け合い、東京のシティスケープを感じさせる作品となっている。宮内優里とのユニットで知られる映像作家『川嶋鉄工所』が、収録曲 『Identify』 のMVを作成。
「東京」の音を再構築
東京の三宿〜高円寺がNonturnのテリトリーだ。幾度も歩き、7年間の時をかけて路上や壁面の細部を撮影した写真をテーマとした作品群を作っている。撮影時に音声レコーダにより路上で採取した音を『Territory』では再構築することで、写真と音楽が環となり一つのコンセプトアルバムとなっている。なお、本作では楽器が使われていないことも特徴。まさに、「東京で鳴る」音のみで、構成されている。
CD版は500枚限定の販売。Nonturn自身の撮影した壁面・路面をテーマとしたフォトを全面に使ったアートワークとなっており、屏風型に開く9面デザインとなっている。
東京をテーマにしたこの作品は、イギリスのシェフィールドのレーベル「Audiobulb」より発売され、デジタルダウンロードやSpotifyなどの配信サイトにて配信される。
三宿・高円寺で写真展の開催
リリースとあわせて、活動の中心となった三宿・高円寺の二箇所で写真の展示も行われる。5月16日から三宿のkongtong、6月2日から高円寺 SUB-Store でそれぞれ二週間の展示。本作“Territory” の9つのイメージと新作、旧作を含む18点の写真作品を公開。
写真展概要:
<kong tong>
会期 : 5月16日(水)~5月30日(水)
アドレス :〒154-0001 東京都世田谷区池尻3丁目30−10 三旺ビル5階
時間 :月曜~金曜 11:30 to 16:00 18:00 to 26:00
土曜~日曜 12:00 to 26:00
<SUB Store >
会期 : 6月2日(土)~6月16日(土)
アドレス :〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目1−12
時間 :木曜~月曜 15:00 to 24:00
火曜 定休日
水曜 17:00 to 24:00
Nonturn
東京を中心に壁面を撮影し絵画的な写真作品を制作している音楽家。同時に環境音を録音し、それのみを素材とした、リズミカルでシネマティックな音楽作品を作っている。
幼少の頃より、クラシック、ブルース、JAZZ、エクスペリメンタル、クラブミュージックなど、様々な音楽を学び続 け、2004年にUKの EastSide Records から Drum’n’Bass シーンでのデビューを果たす。その後、ドローン・ミュー ジックの神秘性に惹かれ、電子音楽アーティストの Mulllr と 共にアートユニット mooor を結成し、2010年には 1st album “Elmer and Elsie” をリリース。現在は、本名の Nozom Yoneda 名義で、コマーシャル等の映像メディアに向けたサウンドトラックの作曲を生業としながら、自発的な創作活動を精力的に進めている。
オフィシャルサイト:www.nonturn.com
Instagram : https://www.instagram.com/nonturn/
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