JPヒップホップ界は呂布に任せておけば問題ない。
”呂布”と聞いてなにが一番最初に思いつくだろう?三国志の武将?ラッパーなら呂布カルマ?
いやいや、それだとまだ浅い。今回紹介する呂布は音楽的な一面はもちろんのことファッション的な面でも注目を集める期待の若手ラッパーなんです(呂布カルマさんをディスるつもりはありません(笑))。今回はそんな期待のラッパー”呂布”にフォーカスして魅力について迫っていきます。
次世代ヒップホップ・クルーKANDYTOWNにも所属する彼。Suchmosやペトロールズといったバンドともコラボを果たすのは何故なのか…?そんな呂布の存在感の大きさを語っていきます!
呂布ってどんなアーティスト?
JPヒップホップ界の新星の呂布は一体どんなアーティストなんでしょうか?ここでは彼の歴史に迫っていきましょう。
9年前、出場者10代限定の音楽フェス「閃光ライオット」の最終舞台に出演し、パフォーマンス直後に解散を発表したバンド「ズットズレテルズ」をご存じでしょうか?メンバーには現在人気バンドとなった「OKAMOTO’S」のメンバーやキングと称されるラッパー「YUSHI」などが所属し、当時の閃光ライオットでかなりに話題になりました。そのバンドでラッパーとして活動していたのが呂布なんです。
この「ズットズレテルズ」というバンドは星野源が対バンを熱望したバンドでもあります。まぁその時には解散をしていたんですが…(笑)。
ズットズレテルズ 僕の果汁PV
彼がヒップホップの世界に入るきっかけは小学生のとき。友達のお兄さんに「キングギドラ」を聞かされたことでヒップホップにハマっていったようです。中学時代から渋谷のライブハウスなどに行くようになった彼はそこで「フリースタイルをやれ」と言われ、挑戦するも失敗。その経験が悔しくそこから、友達と部屋でインストをかけてラップをするようになったんです。この悔しい経験が今の呂布を構成するエネルギーとなっているのかもしれませんね!
そして、彼の魅力はやはりヒップホップというジャンルに囚われていないところにあると思います。バンドとのセッションなども積極的に行う姿はラッパーの新たな形を体現しているよう。過去には人気バンドBase Ball Bearやペトロールズ、Suchmosなど名だたるバンドたちとセッションを行い、武道館のステージにも立っています。
ヒップホップのクラブ文化とバンドのライブハウス文化を上手くMIXさせたニュースタンダードなアーティストなんです。
ちなみに呂布と検索して出てくる呂布カルマは全くの別人。同じラッパーという生業で同じ名を持つ二人。なにかのきっかけで二人のフリースタイルバトルも見てみたいですね!
“証言” RINO, OMSB, チプルソ, 呂布カルマ, Meiso, 志人 / DJ KRUSH Release Live
呂布カルマへのリスペクトを込めて呂布カルマやチプルソなどがMCリレーする豪華な動画も載せちゃいますね!コレも要チェック!
UMBや戦極でバトルを繰り広げたMCたちの豪華なマイクリレーは必見です。
余談ですが、UMB2014のときの呂布カルマVSR-指定は名勝負。興味ある方は是非!
呂布を聴くならKANDYTOWNのことも知っておくべし!
呂布が所属するKANDYTOWN
呂布を聴き始めるなら、彼が所属するヒップホップ・クルー”KANDYTOWN”も合わせて聴けばさらに魅力に気付けるはずです!
KANDYTOWNは東京都世田谷区出身の16人のMC、DJ、トラックメイカーからなるヒップホップ・クルー。16人ですべてこなすいわばヒップホップ界のクリエイティブ集団です。メンバーは呂布をはじめ、個々でも活躍するIOやKIKUMARUといった若手MCが揃い、これからのヒップホップ界を背負って立つメンツばかり。
また、2015年に亡くなった「ズットズレテルズ」のMCでもあったYUSHIも在籍していたことでも知られています。今もなお彼の影響は強く、メンバーはYUSHIと共に活動を続けていると言っても過言ではないでしょう。
KANDYTOWN – R.T.N
楽曲はかなりクールな仕上がりで、聴き入ってしまうメロとリリック。「R.T.N」は筆者も大好きな楽曲です。
この曲はアップテンポながら、ソウルやファンクの要素も強くKANDYTOWNらしさ全開の楽曲になっていますよ。この他にもReebok CLASSICとのコラボで制作されたMVで話題となった「Get Light」や「Twentyfive」などオススメの楽曲も多く前述した楽曲が収録されるアルバム「KANDYTOWN」ではOKAMOTO’Sのドラマーオカモトレイジがディレクターとして参加し話題を集めました。
また呂布は2017年に本格始動した”Aunbeatz“でもMCを務めており、森羅万象、A to Zまで阿吽のビートで音を紡ぎ合わせる音楽集団での活動にも注目するといいかもしれません。
呂布が生み出すの音楽の魅力とは…?
Ryohu – All in One (Official Music Video)
2017年に発売されたEP『Blur』に収録される「All in One」を例にあげ魅力について迫っていきましょう。彼の生み出す楽曲はどこか気だるげでメロウなサウンド、しかしホーン・セクションやベースドラムがしっかりとしたメリハリのあるサウンドです。
そこにリリックが乗り都会的な楽曲が生まれている。90年代流行したJPヒップホップと比べると都会的で新しい感じがしませんか?呂布が生み出す楽曲はネオヒップホップだと筆者は考えています。
今までのラップ、ヒップホップの良さを落とし込み、現代の流行やニュアンスも含んだ新しい楽曲。彼はその楽曲作りのセンスがピカイチでリリックやライミング、フロウなどどの技術をとってもすべて一級品なんです!
そして、神出鬼没さも魅力の一つ。プロフィールにいつでも、どこでも、だれとでものスタイルは崩さず“今”重要な場所に現れては音と人、出来事をつなぐラッパーと書いてあるように、だれとセッションしても呂布色に染めるスキルと人柄は彼の一番の魅力だと言えるでしょう。
ジャンルに囚われない生き方が今後も彼の生み出す楽曲に反映されて、より良い音楽をリスナーに届けてくれることを期待しています!
ヒップホップ界だけでなく、さまざまな場所で活動する呂布。ファッション雑誌の表紙を務めたり、SANABAGUNの高岩遼とW主演を飾った映画『ストリート兄弟』では中山亮平名義で映画界にも進出しています。場所を選ばず活動していく彼のこれからに注目しつつ、アーティスト”呂布”がこれからどんな音楽を生み出していくのかに期待してこれからも彼を応援したい。
今年は呂布を聴いておいて間違いなしですよ!皆さんもぜひ聴いてみてくださいね!
呂布の人柄が気になる方はこちら!
音楽とメガネについて語っているインタビューもあるので合わせてご覧ください!
呂布
公式サイト:http://www.ryohu.com/
公式Twitter:https://twitter.com/ryohu_tokyo
公式Instagram:https://www.instagram.com/ryohu_tokyo/
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