ミーティアでも過去にご紹介した「オクジャ(Okja)」など、かなり面白い作品が揃っていると話題のNetflix(ネットフリックス)オリジナル映画。おすすめしたい映画は山ほどありますが、今回はティーンが主役の青春映画にフィーチャーして、見逃せない4作品をピックアップ。
1. 狂気に満ちた夏「ラストウィーク・オブ・サマー」
まずは、「ラストウィーク・オブ・サマー(原題:You Get Me)」。爽やかな青春モノだと思って見始めたら、想像以上にスリリング! 今年の夏を、恐怖で涼めてくれました……。
<あらすじ>
高校生活もアルバイトもいい調子で、アリソン(ハルストン・セイジ)という可愛らしい彼女まで手に入れて、最高に楽しい夏を過ごしていたタイラー(テイラー・ジョン・スミス)。しかし、ある夜のパーティーで、カリフォルニアにいた頃のアリソンが遊び人だったという噂を彼女の旧友から耳にしてしまう。嫉妬心からアリソンに強く当たってしまい、そのまま二人は破局することに……。そんなタイラーが帰り道で出会ったのが、ホリー(ベラ・ソーン)という少女。セクシーで美しい彼女から言い寄られたタイラーは、ホリーと一夜限りの関係を持ってしまう。その後、一夜の出来事を反省して、アリソンに対して真摯に謝ったタイラー。無事に仲直りをしてさらに絆が深まった2人の前に、もう出会わないはずのホリーが現れて……。
(引用元:Netflix公式サイト)
この作品、何よりも印象的だったのが、主演を務めたベラ・ソーンの恐ろしさ! もともとはディズニーチャンネル出身のティーンアイドルとして人気を博していた彼女ですが、20歳を迎えてからはかなりホットな女性に。近頃はゴシップ誌で取り上げられることも多く、Instagramでのセクシーな投稿も話題を呼んでいます。
そんな彼女にとって、個性とクセが強いホリーはかなりのハマり役! まさにベラ・ソーンだからこそ成り立った役、そして作品だったと思います。グザヴィエ・ドラン監督の最新作「The Death and Life of John F. Donovan」への出演もアナウンスされている彼女、今後の活躍が楽しみで仕方ありません。
2. 同じ日常が繰り返される「ビフォア・アイ・フォール」
続いて、「ラストウィーク・オブ・サマー」でアリソン役を演じたハルストン・セイジが同じく出演する「ビフォア・アイ・フォール(原題:Before I Fall)」。同名のヤングアダルト小説を、リチャード・リンクレイター監督の「エブリバディ・ウォンツ・サム」でヒロインを務めたゾーイ・ドゥイッチ主演で実写化したものです。
<あらすじ>
サマンサ(ゾーイ・ドゥイッチ)は、親友や彼氏に囲まれて充実した高校生活を送る17歳。だがある夜、パーティーからの帰り道に交通事故に遭い、思いがけず命を落としてしまう。翌朝、なぜか自宅のベッドで目を覚ましたサマンサは、自分が死んだ日の朝に逆戻りしていることに気づく。全く同じ毎日が繰り返されていることに戸惑いながらも、事故を回避するべく行動を起こすサマンサが、友人や家族、そして自分自身について深く見つめていく一作。
(引用元:Netflix公式サイト)
「エブリバディ・ウォンツ・サム」や「ワイ・ヒム?」など、私好みの映画にことごとく出演しているゾーイ・ドゥイッチ。主演にしては地味だという声も耳にしましたが、個人的にはこの、どんな格好をしていても優等生っぽく見えてしまう顔立ちが大好きです。内容はよくあるタイムリープものですが、思春期ならではの悩みがリアルに描かれており、学園映画として存分に楽しませてくれました。それから、先述の「ラストウィーク・オブ・サマー」でアリソン役を演じたハルストン・セイジも、サマンサの親友・リンジー役で登場。アリソンとはまた違う、どこか陰のある気の強いキャラクターを好演しています。
3. SNS社会の闇をカラフルに描く「#リアリティハイ」
そして、現代を生きる女子高生たちが実際に直面していそうな問題を鮮明に描いた「#REALITYHIGH」。タイトルのとおり、Instagram(のようなSNS)をテーマに、インターネット上の人気やフォロワー数によってスクールカーストが決まっていくという、少し胸が痛むストーリーです。
<あらすじ>
カリフォルニア大学デイビス校への進学を目指す少女・ダニ(ネスタ・クーパー)は、幼い頃に友達グループからいじめられたのをきっかけに、人より目立たないようにと大人しく毎日を過ごす高校3年生。一方、かつては仲良く過ごしていた幼なじみのアリソン(アリシア・サンス)はSNS上で超大人気の有名人! 校内でまるで女王様のように振る舞うアリソンを鬱陶しく思いつつも、どこかで憧れも持っていたダニは、ひょんなことから再びアリソンと親しい仲に。彼女とショッピングやクラブに出かけているうちに、派手で楽しい世界にどんどんハマり込んでしまい……。
(引用元:Netflix公式サイト)
今年1月に公開された「NERVE」や絶賛公開中の「ザ・サークル」など、SNSが現実世界を脅かすストーリーを描いた映画が増えてきていますが、この作品もまさしくそのうちの一つ。一見華やかな子ほど何らかの闇を抱えているのは、どの世界もきっと一緒じゃなかろうかと。ラスト、動画を使って思いを伝えるシーンがエマ・ストーン主演の「小悪魔はなぜモテる?!(原題:Easy A)」を彷彿とさせて個人的にとても好みでした。クラブのシーンでキッド・インクが本人役で出演しているのにも注目です(笑)。
4.もうハチャメチャに面白い!「ザ・ベビーシッター」
最後に、10月に公開になったばかりの「The Babysitter」。この作品、かなりヤバかった……。血ブシャー! 爆発ドドーン! というおバカ映画が好きな方に猛プッシュしたいです。
<あらすじ>
主人公のコール(ジュダ・ルイス)は、ちょっとオタクで内気な男の子。12歳にもなってまだ両親が自分のためにベビーシッターを雇っていることから、学校の同級生にからかわれる毎日。けれど、そんな時にもいじめっ子から守ってくれるのが、美人で優しいベビーシッターのビー(サマーラ・ウェイビング)だった。ある日、両親が一泊二日の旅行に出かけることになり、ビーが泊りがけで子守に来ることに。近所に住むコールの幼なじみ・メラニー(エミリー・アリン・リンド)は、コールが寝静まった後にビーはボーイフレンドを連れ込んでイチャイチャしてるはずだと言い、こっそり起きて偵察するようにコールをそそのかす。メラニーの言うとおり、こっそりと自分のベッドルームを抜け出したコールが目にしたものとは……。
(引用元:Netflix公式サイト)
血みどろの恐怖映画に見せかけて、さすがマック・G監督、ププッと笑えるシーンもめちゃくちゃあります。個人的には、小さい頃に大好きだった「ホームアローン」を思い出してなんだか懐かしい気持ちになったりして。ビー役のサマーラ・ウェイビングもセクシーで可愛くて魅力たっぷりだけど、それ以上に、もはやNetflixオリジナル映画ではおなじみとなりつつあるベラ・ソーンのお色気キャラがかなりナイス!
「ピッチ・パーフェクト」シリーズのハナ・メイ・リーも、独特のメイクが似合っていて良いキャスティングでした。それからコール役のジュダ・ルイス、学校ではいじめられっ子だけどメガネを取るとめちゃくちゃイケメンじゃないか……?!(キュン)
(引用元:Netflix公式サイト)
以上、絶対に見てもらいたいNetflixオリジナルの青春映画 おすすめ4作品をご紹介しました。映画館ももちろん大好きだけど、家でゆったりマイペースに観られるのもNetflixの魅力。ポテトチップスやアイスクリームを片手に、最高に楽しいひとときを過ごしてみてはどうでしょう。
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