女の子の間で大人気のシンガーソングライター・井上苑子。彼女がフォロワー10万人以上という人気アーティストになったきっかけは、なんと”ツイキャス”だった。そのツイキャスで弾き語る様は、まさにプロ。あまりの甘酸っぱい歌声に、すぐさまツイッター上で歌っている動画が拡散された。そんな井上苑子の魅力はどこにあるのか。2016年6月29日に発売された「ナツコイ」を聞きながら探っていこうと思う。
実は”小学生”の頃から?演奏が上手い驚きの理由とは
井上苑子は1997年12月11日生まれ、兵庫県出身の”現役女子高生”アーティスト。
可愛い見た目とは裏腹に、聞き心地の良いサウンドを掻き鳴らす姿はカッコいい。その演奏姿に魅了された人は少なくないだろう。
「#17」リリースまでのカウントアップ企画〜!
10歳。笑
あーショート時代載せたくないけど10歳全部ショートだったつらい。😭笑 pic.twitter.com/mMkaoja50L— 井上苑子 (@inouesonoko) June 24, 2015
アーティストを志したのは11歳の頃。学芸会がきっかけだった。
そこで歌の楽しさに気づき、作詞作曲に手をかけたのが音楽人生の始まり。
凄いところはその後だ。何とそのまま”路上ライブ”を敢行したのだ。地元メディアは大々的にその様子を取り上げた。その影響もあってか、卒業式後に行われた”心斎橋”のライブハウスで100人ものファンを集めるほど人気者に。中学生になってもその勢いは衰えず、”心斎橋クラブクアトロ”を200人ものファンで埋め、ワンマンライブ最年少記録を作り上げる。彼女の凄腕は、そういった小学生の頃から積み重ねられた”技術”なのである。
気になる恋の行方――――「ナツコイ」のミュージックビデオ
下記の動画は6月29日に発売された「ナツコイ」のMVである。夏の爽やかで甘酸っぱい恋をテーマに手掛けられた曲だ。楽曲のテイストは夏ということで、ギターだけでなくストリングスやベルを使って爽やかさを演出している。シンプルに見えて意外と音数が多いのがこの曲の特徴である。
ここで曲の構成をもうちょっと掘り下げてみよう。冒頭はクレッシェンドで入っていき、爽やかさを爆発させる。A・Bメロではまったりとした進行で、歌詞に集中させる。サビでは耳に残る『チュッチュッチュッ♪』で一気に注目を集める。ちなみに『チュッチュッチュッ♪』とは、恋のおまじないという意味合いが込められている。このナツコイから分かるように、井上苑子の楽曲は非常に練られている。イメージ作りもそうだが、何よりテンションの運び方が王道中の王道。だからこそ皆が好きになるのかもしれない。
井上苑子には他にも「だいすき。」といったドキドキソングがある。気になった方は公式のYoutubeチャンネルやCDで楽曲を確認してみよう。
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