アーケードゲーム、ゲームボーイ、ファミコンのBGMや効果音から生まれた音楽ジャンル・チップチューン。1978年に発表されたイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の『コンピューター・ゲーム “サーカスのテーマ”』はその黎明期の作品として著名です。ピコピコとしたそのサウンドは、楽しげでどこか懐かしい気持ちにもさせてくれます。今回の8選ではそんなジャンル、チップチューンの中から特におすすめのアーティストをピックアップ。ぜひお気に入りのアーティストを見つけてみてください。
YMO『コンピューター・ゲーム “サーカスのテーマ”』
1.TORIENA
国内チップチューン界のホープ、TORIENA。可愛らしい外見とは裏腹に超攻撃的なサウンドが特徴です。特におすすめなのは2014年に公開された『PULSE FIGHTER』。m7kenjiによる8bitな映像表現とTORIENAのエッヂなピコピコサウンドが組み合わさり、あなたの心をノックアウトする!
m7kenji x TORIENA『PULSE FIGHTER』(Official Video)
2.Anamanaguchi
アメリカを拠点として活動するチップチューンバンド・Anamanaguchi。彼らの作品からは日本への愛が伝わってきます。代表曲のひとつである『MEOW』ミュージックビデオにはファービーが登場したり、少しおかしな日本語が高速で流れたり、とにかくビビッドでカオス。ゲーム音楽好きにはぜひおすすめしたいアーティストです。
Anamanaguchi『MEOW』(Official Video)
3.Unicorn Kid
惜しくも活動休止となってしまったイギリスのアーティスト、Unicorn Kid。彼の活動はチップチューン界だけでなく、インターネットから発したシーパンクのムーブメントにも強い影響を及ぼしました。『Boys Of Paradise』の映像からは2010年代前半のインターネット音楽の空気がまじまじと伝わってきます。
Unicorn Kid『Boys Of Paradise』(Official Video)
4.YMCK
日本だけでなく、世界的にも知られるチップチューンアーティスト・YMCKは可愛らしくおしゃれなコードワークが特徴的。キュートでカラフルなそのサウンドは、僕らを夢の世界へ連れ出してくれます。世界的な8bit音源のプラグイン「Magical 8bit Plug」の制作者としても有名ですね。
YMCK『スリル・ミー(怪盗スウィンガーズのテーマ)』(Official Video)
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