水曜日のカンパネラが、初となる全編フルCGの新ミュージックビデオ『バク』を公開しています。映像を手がけたのは、株式会社コトリフィルム所属の鎌谷聡次郎。
水曜日のカンパネラ『バク』(Official Video)
Matthewdavidが手がける楽曲と、鎌谷聡次郎の映像がどこか知らない場所まで僕らを連れて行く
水曜日のカンパネラ『バク』MVのワンカット
Flying Lotus主宰「BRAINFEEDER」の所属アーティストでTeebsとともに現代のLAサイケデリアの一翼を担うMatthewdavidが楽曲を担当した水曜日のカンパネラの『バク』。昨年6月22日にリリースされたEP『UMA』に収録されていましたが、リリース後約9ヶ月経ってのミュージックビデオ公開となっています。
Matthewdavidの作る濃密なビートに、コムアイのハミングや笑い声が絡みあう異色のこの楽曲の映像を担当したのは鎌谷聡次郎。米津玄師『MAD HEAD LOVE』、木村カエラ『Wonder Volt』、illion『BEEHIVE』、ゆず『OLA!!』など多くの著名なミュージックビデオを手がけた気鋭の映像作家です。
米津玄師『MAD HEAD LOVE』(Official Video)
ゆず『OLA!!』(Official Video)
illion『BEEHIVE』(Official Video)
映像はどこかの惑星の蠢く生物たちを捉えたようなアシッドな仕上がりに。カラーリングが非常にポップでまさにこれからの春の季節にぴったりのキャッチーさも持ち合わせています。楽曲にあわせて高速で切り替わっていく、まるでトリップしたかのような映像表現は、異次元への扉を開けてしまったかのような世界に僕らを連れ出してくれます。
奇妙な物体感、異次元感をポップに表現
世界初かわいい味噌汁/Definition of Japanese Kawaii
また、鎌谷は、アソビシステムとマルコメのコラボレーションムービー『世界初かわいい味噌汁/Definition of Japanese Kawaii』の演出面にも携わっています。
バブル、コギャル、ヤマンバ、原宿系、そしてお歯黒まで、日本発の「カワイイ」という単語に迫ったこの映像。今回の『バク』にも通ずるような、彼らしい映像表現がふんだんに使われており、思わず引き込まれてしまいました。ゆず『OLA!!』ミュージックビデオを見てもわかるように、奇妙な物体感、異次元感をポップに表現することを得意としており、きゃりーぱみゅぱみゅとのコラボレーションがいつか見られたら面白いことになりそうな予感があります。
なお、今回公開された『バク』は、先ほども書きましたが水曜日のカンパネラのEP『UMA』に収録されています。『ツチノコ』、『フェニックス』、『チュパカブラ』など、謎の未確認動物を意味するタイトルを持つ楽曲が多数収録された本作、今回を機に改めて通して聴きかえしてみると新しい発見があるかもしれません。
水曜日のカンパネラ『ツチノコ』(Official Video)
■水曜日のカンパネラ EP『UMA』
発売日:2016年6月22日
【初回限定盤】(CD+Tシャツ)
WPCL-12387/¥3,611+税
【通常盤】(CD)
WPCL-12388/¥2,315+税
収録曲:
1.チュパカブラ
2.ツチノコ
3.雪男イエティ
4.ユニコ
5.フェニックス
6.バク
7.クラーケン
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