最近お疲れの方も、そうでない方も。魔法のように感覚を拡張するリラクゼーションスマホアプリ「ENTOPTIC」を今回はご紹介します。
内部視覚を気軽に楽しめるスマホアプリ「ENTOPTIC」
「Entoptic(内部視覚)」をご存知でしょうか? 暗い部屋で目を閉じたり、眠りに入る前に、閉じたまぶたの裏に浮かぶ光や模様が見えたりする、眼そのものを原因とする視覚現象、これが「Entoptic(内部視覚)」と呼ばれているものです。
70年代のアメリカの研究で、その模様や光が人間の脳波に関係しているということが判明し、光と音の刺激によってまぶたの裏に様々な模様を作り出すゴーグル型のマシンが開発されてリラクゼーションやメディテーション、トリップ感覚を生み出すツールとして使われてきました。
スマホアプリ「ENTOPTIC」では、その視覚効果を気軽に楽しむことができます。音と光によって、実際に脳波がリラクゼーションに導かれるようにプログラムされているのでお疲れのときのリラックスタイムにベストなアプリといえるでしょう。実際にどんな感じか、「ENTOPTIC」の映像がYouTubeに公開されています。
「ENTOPTIC」はこんな感じ。不思議な感覚が脳に訪れます。
ボアダムスに所属もしていたドラマー・千住宗臣さんがアプリの制作者
アプリについてもっとさらに深く知れるインタビューを少し引用します。
ーー「ENTOPTIC」がどんなアプリなのか教えてください。
千住:このアプリはバイノーラルビートと呼ばれているサウンドと、それにシンクロナイズされた光の刺激で、使用者の脳波をリラクゼーションに導くように設計されています。1980年代にアメリカ、イギリス、日本などで発売されたシンクロエナジャイザーというブレインマシンがあり、そこから着想を得ています。また同時に William S. Burroughs’s などが考案したドリームマシンというものにも影響を受けています。ーーこのアプリを思いついたきっかけは?
千住:2年ほど前にシンクロエナジャイザーを試す機会があり、とても気に入りました。そして去年ロンドンから友人が遊びに来た時に、彼がバーチャルリアリティーのビジネス構想があることを話してくれました。その時に手軽に購入できるバーチャルリアリティーゴーグルの存在を知り、これとスマートフォンを組み合わせて利用すれば、現代版のシンクロエナジャイザーが作れると思ったのがきっかけです。ーー構想からリリースまでどのような経緯がありましたか?
千住:ソフトウェアの設計からプログラムまで僕自身で行っています。まず光を制御するためにQuartz Composerというソフトを利用しました。そしてその光を音とリンクできるようにして、それから音と光と脳波の関係について調べました。その後何度かアウトラインを作り、実際に脳波を計測しリリースに至りました。ーーここにこだわったというポイントは?
千住:逆にできるだけこだわりをなくすことを心がけました。僕の個人的こだわりよりも、できるだけ使用者がシンプルに無駄なくこのアプリと向き合えるようにデザインしています。ーーユーザーにはどういうふうに使って欲しいと思いますか?
千住:できるだけ先入観や思い込みをなくして、気軽に使っていただきたいです。僕自身このアプリを使用中にアイデアが湧いたり、考えていたことの答えが出たり、様々な体験がありました。ですので、このアプリを皆さまの日常的な経験の一部として使用していただけると嬉しいです。
複雑な仕組みを持っているが、利用者はその仕組みを理解せずともリラクゼーション体験を楽しむことができるように設計されていることがインタビューから伝わってきます。まるで魔法のようなアプリです。実際に使ってみましたが、アロマなどを焚きながら「ENTOPTIC」してみると、さらに深いリラクゼーション体験を得ることができました。ぜひダウンロードして試してみてください。
「ENTOPTIC」のダウンロードはこちらから:
https://itunes.apple.com/jp/app/entoptic/id1087002001?mt=8
「ENTOPTIC」facebook:
https://www.facebook.com/entopticapp
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