又吉直樹の小説『火花』が映画化、11月から全国東宝系で公開されることが決定しました。
監督は又吉の大先輩でもある芸人・板尾創路
芥川賞を受賞した『火花』は、お笑いコンビ・スパークスのメンバー・徳永と、天才肌の先輩芸人・神谷を中心とした人間模様を描いた青春物語。単行本の累計発行部数は253万部を突破、昨年にはNetflixでドラマ化もされていました。
映画版の監督を務めるのは、又吉の大先輩でもある芸人・130Rの板尾創路。同作に対して板尾は「最終的に”スパークス”と”あほんだら”という二組の漫才コンビを誕生させ、M1グランプリに出場させたい」と意欲を語っています。
板尾創路
主演は菅田将暉&桐谷健太
左から菅田将暉、桐谷健太、木村文乃
お笑いコンビ・スパークスのメンバー徳永役を演じるのは今引っ張りだことなっている菅田将暉。先輩の神谷役を桐谷健太が演じます。菅田は同作への出演にあたり「お笑いがなかったら、今の僕は存在していないと思います。常に芸人さんの繰り出すパンチが好きで好きで好きで好きで仕方なかった。人を笑わす、この痛みが無いと生きていけないとすら思っています」とお笑いに対しての気持ちを明かし、「ただ好きなものに邁進して良いと言う許可が下りたので、この度マイクスタンド一本のステージに立たせて頂きます。映画『火花』宜しくお願いします」とコメント。
桐谷健太は「幼い頃から、人を笑かして笑顔と笑い声が生まれた時のエネルギーが大好きでした。同時にウケへんかったら…とゆう、底知れぬ恐怖を感じ、眠れない夜も何度もありました。人に笑ってもらえる最上の喜びと、この上ない困難さ。それを生業とする芸人さんは狂気の沙汰。怪物です。そんな世界に生きようとする、愛おしい男たちの物語。役者が芸人を演じるのではなく、芸人を生きます。あーコワ」と、芸人を生きながら役に臨んだことを明かしています。
川谷修士(2丁拳銃)、三浦誠己
また、神谷の恋人・真樹役には木村文乃が、徳永とお笑いコンビ・スパークスを結成するツッコミ担当の山下役を川谷修士(2丁拳銃)が、神谷とお笑いコンビ・あほんだらを結成するツッコミの大林役には三浦誠己がそれぞれキャスティングされています。
メディアを巻き込み大きな話題を呼んだ『火花』旋風がこの映画でまた吹き荒れることになりそうです。
■映画『火花』
全国東宝系で2017年11月から公開
監督:板尾創路
脚本:板尾創路、豊田利晃
原作:又吉直樹『火花』(文藝春秋)
出演:
菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士、三浦誠己ほか
(c)2017「火花」製作委員会
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