「ダークサイド」って聞こえはだいぶ暗いイメージ。でも日々生きていれば悲しいこととか切ないこと、ちょっと独りになりたいこととか考え事したいこととか、もちろん落ち込むこととかあるのは当たり前。そんな時、そっとそばにいて寄り添ってくれる音楽を「ダークサイドな音楽」と呼ぶことにします。そうして気がついたらまた、明日に向かっている自分に気がつくのかもしれません。ファッション誌やカタログ・広告を中心にモデルや執筆業で活躍する小谷実由のMIXTAPEです。
森田童子『ぼくたちの失敗』
歌詞の文字面といい、ぽつりぽつりと歌うボーカルといい、カラオケで歌うとより一層落としてくれます。もうこの際とことんダメになりたい。さよならー!!!
藤圭子『恨み節』
恨み節といえば梶芽衣子ですが、藤圭子バージョンはより一層歌声に念が強い気がします。歌詞の「くやしい→口惜しい」となっている表現もグッとくるポイント。女はきっぱり白黒つけて生きたいものです。
シュガー『ウェデイング・ベル』
きれいなコーラス、お祝いムードばっちりなお気楽ミュージックとは裏腹に、歌詞で描かれるストーリーが壮絶です。一周回ってじわじわ落ちていく一曲。これ、昼ドラにありそうな展開ですね。
小坂明子『あなた』
女性目線の失恋ソングってただただ失恋の事実を歌う以外の伸びしろ的な部分が醍醐味な気がします。「〜のはずだった」の部分が切なさを、より一層ディープな方向へと。。いとしいあなたはいまどこに。。
井上陽水『傘がない』
落ち込んでいたい日の天気といえば雨。いつの時代も響く一曲。陽水さんの力強い歌声とギターがこの曲の物語をリアリティに引き込んでいきます。突然の雨、傘がないともうなんでも良くなっちゃいますね。
PROFILE
小谷実由
昭和と純喫茶をこよなく愛し、趣味の純喫茶めぐりで「喫茶部」を立ち上げ、グッズ制作など精力的に活動している。愛称はおみゆ。
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