今思えば無駄な「壁」は一つもなかった
セルフプロデュースユニット、生ハムと焼うどんが1月14日に行われた『清竜人25ハーレム♡フェスタ♡SPECIAL』にて断食(事実上の活動休止)を発表。
翌15日、メンバーである東理紗のブログ『東理紗の焼うどん日記』にて改めて断食に至る経緯を説明した。
(生ハムと焼うどん。左が西井万理那、右が東理紗)
生ハムと焼うどんは西井万理那と東理紗で結成された2人組のアイドルユニットであり、特定の事務所に所属せず、作詞、作曲、脚本、演出など、作品に関するほぼ全てを自分たちで行う異色さで注目されていた。その自由さと奔放さ、規制のない破天荒なステージとパフォーマンスが各メディアで話題となると同時に人気も高まり、2016年にはTOKYO DOME CITY HALL にて3000人規模の3rdワンマンLIVE、「破天荒な摩天楼」を成功させていた。
生ハムと焼うどんの魅力はなんと言っても他のアイドルグループでは決して見ることのできない、考え尽くされたパフォーマンスである。
ライブで用いられる寸劇では、その発言の過激さがしばしばネットニュースなどで話題にもなり、さらにその場にいる客を軽快にいじることによって、生ハムと焼うどんのステージには普通のアイドルと客との間にはない一体感もあった。
独特のパフォーマンス力を持つ生ハムと焼うどん。2017年もさらなる飛躍が期待されていただけに、今回のアナウンスはアイドルファンにとって非常に残念なものだった。
(『幻のたまごかけごはん』寸劇を織り交ぜたライブパフォーマンスが話題となっていた)
今回、東はブログでファン(食いしん坊)に対し真摯な姿勢で断食宣言について語った。
そこに書かれていたのは、3rdワンマンLIVEに向けて活動する中で東と西井の前に大きな壁が現れ、2人の間に溝ができたこと。以前、「生ハムと焼うどんは2人の関係に亀裂が入ったら終わる」と発言したことが現実になってしまったこと。さらには運営体制やお金の問題でも揉めていたことなど、“断食”宣言に至る様々な要因に関することだった。
また、“生ハムと焼うどん”がブランドしていく中で自身のパフォーマンス力とのギャップを感じ、体調不良や信頼していた人との対立などの要員も重なり、活動休止を選んだことを説明。
さらに、「断食」を西井に切り出したのは東だとし、
だからといってこの「断食」が二度と活動をしない「解散」を意味するのか、
再活動する可能性を残した「休止」を意味するのかは、まだにっちやんと相談中でなんともいえません。ごめんね。
と述べている。
最後には食いしん坊たちに感謝を述べ、ブログを締めくくった。
(東理沙のTwitterより。かつては頻繁にアップされていたツーショット写真)
アイドルが多様化した今の時代だからこそ、生ハムと焼うどんは大手プロダクションのアイドルの中から突出し、注目されてきた。
「かわいい」だけに捉われず、常にパフォーマンスを追求してきた生ハムと焼うどん。
“断食”するとは言え、新しい時代のアイドルグループのあり方を築き上げたのは彼女たちであることには変わりない。
東のブログはこれまで応援してきた食いしん坊たちには少々ショッキングな内容ではあったが、西井万理那と東理紗、それぞれの今後の活躍に期待したい。
また、1月29日に行われる『生ハムと焼うどんのカレンダーイベント』は東ひとりで行うという。
生ハムと焼うどん
「生ハムと焼うどん」は同じ高校の同級生同士である西井と東によって結成された、常識を覆す(JK)ユニット。
ユニット名の由来はお互いの好きな食べ物から、西井の好きな”生ハム”と東が好きな”焼うどん”を合わせて”生ハムと焼うどん”と名付けられた。
公式サイト:生ハムと焼うどんの公式WEBサイト
生ハムと焼うどんのカレンダーイベント
場所:ブックファースト新宿店地下2階Fゾーンイベントスペース
日時:1月29日(日)午後5時~(受付終了時間:午後6時)
生ハムと焼うどん2017年カレンダー発売を記念して、ブックファースト新宿店で東理紗さんの単独でのイベントを開催いたします。(東さんのみの直筆サイン入りカレンダーとなります。イベントにも西井さんは参加いたしません)参加ご希望の方は下記要項をご覧の上、新宿店地下1階Aゾーンレジカウンターにて1/14(土)午前10時より発券いたします前売り整理券をお求めください。
Edit_ Michiro Fukuda
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