羽海野チカの人気漫画をテレビアニメ化した『3月のライオン』新OPテーマが、YUKIの新曲『さよならバイスタンダー』に、新EDテーマが米津玄師による書き下ろし楽曲『orion』に決定しました。
YUKIと米津玄師からはそれぞれ以下のコメントが届いています。
YUKIからのコメント:
『3月のライオン』のオープニングテーマを歌うことになって、とっても嬉しいです。ありがとうございます。
私は勝負の世界とは無縁の歌手ですが、いつも自分と闘って歌っています。これが本当に私のしたいことなのか、自問自答を繰り返しながら、歌う喜びに身を委ねてやっています。主人公の零くんの、将棋を指す静かな快楽を無視できずどんどんその世界にのめり込んでいく気持ちとは、交わることがないようでいて共感できるところは沢山あるのです。「他力」が働くと、良くも悪くも人は思わぬ方向へいくものです。私はずっとそうしてきたように思います。でもここで、自分の中の傍観者とは距離を置きたくなりました。もう時は来たのです。『さよならバイスタンダー』は今の自分の決意を歌ってみました。好きな女の子を守るために自分の足で歩き、強くなっていく零くんを見ているのは楽しくもあり、苦しくもなります。私もずっと漫画を読みながら応援しています。
羽海野先生、ゆで卵を上手に作る方程式、ずっと解けなかったのですが、見事な実験結果の末の8分間、穴開け方法、早速試したところ、大成功でした…。先生!ありがとうございます!!美味しくて、かっこよくて泣けて笑える、先生の作品が大好きです。
米津玄師からのコメント:
3月のライオンを初めて読んだのが数年前、その時の第一印象は「この景色なんか見たことあるな」でした。僕は当時、舞台のひとつである月島に住んでいました。家の近所が漫画になっててとても驚いたのを憶えています。零くんと自分の共通する部分はどこだろうか、川本家の暖かさ、眩しさを表現するにはどうしたらいいだろうか。ぐるぐる考えながら音楽を作りました。些細ではあるけれど、このお話の一部分を担えることをとても嬉しく思っています。
『3月のライオン』は、幼い頃に家族を失って以来、心を閉ざしている17歳のプロ棋士・桐山零が、ライバルとの戦いや川本3姉妹との交流を通じて成長していく姿を描くストーリー。『〈物語〉シリーズ』の新房昭之監督とシャフト制作でテレビアニメ化されます。動く桐山零や川本3姉妹の姿がいまから楽しみでなりません。
『3月のライオン』キービジュアル ©2017 映画「3月のライオン」製作委員会
コミック、テレビアニメ、実写映画化と、今年来年にかけて『3月のライオン』が大きな話題となりそうです。
YUKI:
1993年、JUDY AND MARYのヴォーカリストとしてデビュー。2001年、JUDY AND MARYを解散後、2002年2月にシングル『the end of shite』でソロ活動を開始。独特の歌声、表現、存在感は、あらゆる方面から多くの注目を集め、今後も音楽活動とそれに伴うライブ、アートワークの全てから目が離せない。
米津玄師:
楽曲制作、イラスト制作などマルチな才能を持つアーティスト。2016年は素晴らしいコラボが実現し、大きな挑戦の年に。「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」15周年企画”やり過ぎコラボ”へ、スヌーピーをモチーフにイラスト単体での参加。ルーヴル美術館特別展『ルーヴル No.9 〜漫画、9番目の芸術〜』の公式イメージソングを担当、オリジナルイラストも特別出展している。全国公開された映画『何者』の主題歌を、中田ヤスタカ氏と初コラボで制作。また、米津玄師 5th Single『LOSER / ナンバーナイン』を9月28日に発売している。
(C)羽海野チカ/白泉社・「3月のライオン」アニメ製作委員会
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