超エクスクルーシブアイテム
世の中には大小さまざまなカタチのスケートボードが存在しておりますが、こんなの見たことありますか?
なんと、300歳にもなるオーク材を再利用したスケートボードで、もともとは17世紀に建てられたフランスの教会に梁として使用された木材なのだそう。
これで実際にスケートボーディング!というわけにはいかないので、アートピースやオブジェとしての愛で方になるかと思います。現在こちらのサイトで発売中!
さらにこちら、5台限定の超限定アイテムなのです。なぜなら古材1本を切り分けたミニマムの数が5つだったから!
ボードの大きさは長さ16インチ、幅9.45インチ、高さは11インチ。重さはおよそ20キロ。価格は1個およそ413ドル。日本への輸送も可能なようです!ピンと来た方はぜひ購入を検討されてみてはいかがでしょうか?
参照URL:http://www.highsnobiety.com/2016/11/19/300-year-old-skateboard-17th-century-oak-beam/
購入先:the 300-year-old skateboard for roughly $413 USD.
輸送費について:http://www.boom-art.com/j/shop/info/m/?productId=m115b3a1071915a7f
※日本への輸送で15~20kgの場合は輸送費460€と書いてあります。商品よりもやや高いです。。
古材の価値、再発見
余談ですが、このボードを見て思い出したのが
2016年9月末、長野の諏訪にオープンした建築建材のリサイクルショップ「リビルディングセンター ジャパン」の存在です。
廃材利用で豊かな暮らしを。信州諏訪にリビルディングセンターをつくる!(CAMP FIRE)
↑こちらのサイトにとてもわかりやすく書いてありますのでぜひご一読を!
「リビルディングセンター」は古い建物を解体した際に出た廃材を引き取り、ふたたび資材として使える状態お手入れして販売する場所。年齢や性別を問わずD.I.Y文化が盛んなポートランドでは、地域コミュニティの中心地にもなっているそうです。
「リビルディングセンターを日本に!」と立ち上がったのが、東京・蔵前のNui. HOSTEL & BAR LOUNGEや長野・下諏訪のマスヤゲストハウス、山口・萩のゲストハウスruco、神奈川・鎌倉hotel aiaoiなどを手がけてきた空間デザインユニットmedicala(メヂカラ)のお二人。
勝手ながらお二人の言葉を引用させていただきます!
本当は古い建物がその姿のまま、これからの10年20年の街の風景をつくってほしい。空家がどんどん壊されていくのは、古いものが好きな私達としてはかなしい。
だけどみんなそれぞれの事情があって暮らしが変化するなかで、同じ姿でいられないのは仕方がないこと。例えば家族構成の変化で建替が必要だったり相続のタイミングで手放さざるを得なくなったり。
その中で、自分達がいま持っている技術や知識、いまの日本の状況やこれからの日本にある可能性や問題、そういったものを省みた時に自分達になにができるだろう?と考え始まったのが、今回のプロジェクトでした。 ―リビルディングセンター ジャパン WEBサイトより
日本でも、貴重な古材や廃材が建物を解体するたびに出ていて、ゴミとして廃棄されている現状。そこに光をあてて、古材や廃材を救い出し、ふたたび人々を豊かにする空間づくりのために再利用される。捨てられていたものが、資源として、価値を生み出すという文化をつくる動きなのですね。
今回ご紹介したアイテムも、古材がみてきた歴史や、支えてきたものへのリスペクトがあってのアートピースだなぁと思い、日本のこれからのことにも思いが及びました。余談のほうがながくなってしまいましたが、ぜひみなさん「リビルディングセンター ジャパン」もチェックしてみてくださいね。それでは、良い休日を!
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