＜ライブレポ＞Mummy-D、チコカリートらが祝福！ケンザワンマン2016

MEETIAでインタビューも行ったKEN THE 390のワンマンライブ「KEN THE 390 THE 10th ANNIVERSARY LIVE TOUR ～ #ケンザワンマン2016～」が11月12日（土）に東京・shibuya duo MUSIC EXCHANGEで開催された。
10周年を祝う豪華ゲストも登場したそのワンマンライブの様子をレポートしよう。

11月12日（土）に東京・shibuya duo MUSIC EXCHANGEで開催された東京公演ではステージ上にバンドセットが登場。さらにスペシャルゲストでは大御所ラッパーのMummy-D(Rhymester)やフリースタイルダンジョンでおなじみの晋平太やCHICO CARLITOなど豪華メンバーが呼ばれた。そんなこともあってか会場には男女問わず多くのお客さんが駆けつけた。
今回のイベントではお客さんとの距離がかなり近く、KEN THE 390も一人一人の声にしっかりと受け答えていた。

特筆すべきは来場者ん中に子連れで来られたお客さんも多く見受けられたことだ。
通常HIPHOPのイベント行われる会場に子供の姿を見かけることはほとんどない。ステージ上でパフォーマンスを行うKEN THE 390を見ながら無邪気に体を動かしたり、声援を送る子供の姿があることはKEN THE 390自身のキャラクターや親しみやすさの表れではないだろうか。
そんなこともあり会場はとてもアットホームな雰囲気が溢れていた。

オープニングアクトではKOPERU & ISSEIの名コンビが登場し、息のあったパフォーマンスでしっかりと会場を温めて、最後はプレッシャーヒーローを披露し390コールを起こしたあとKEN THE 390へバトンを繋いだ。
KEN THE 390が登場すると今年発売したばかりの新曲「Turn Up feat. T-PABLOW,SKY-HI」がいきなり披露され、会場は歓声が響き渡り、ボルテージは一気に最高潮に達した。
KEN THE 390は「終わったときにはやばいライブだったと言われるように10周年分のバースを披露します」と今日のライブが最高なものになることを約束した。

ライブの中盤では、スペシャルゲストが登場。「Chase ft. TAKUMA THE GREAT.FORK.ISH-ONE.サイプレス上野」では、サイプレス上野が病気で出演ができなかったため、KEN THE 390の主催ライブでの全員揃っての披露は又しても叶わなかった。

「Chase」で盛り上がった流れから続く「真っ向勝負 feat. MC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻,KOPERU,CHICO CARLITO,晋平太」では5人揃ってのラップは圧巻で、凄まじいエネルギーが感じ取れた。最後はMC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻がステージ上でパフォーマンスを見せて会場の笑いを誘った。

そしてこの日一番、会場が沸いたのは、ケンザワンマン2014以来、2年ぶりとなるMummy-Dとのセッションでは、KEN THE 390が当時、Mummy-Dとの初対面した時の思い出が話され、様々なところで語られているWiiに関して話すとMummy-Dからは「覚えていない」と返されてしまった。

「超・ラップへの道 feat.TARO SOUL,DEJI」では旧友のTARO SOULと大学の同級生でその時から親交があるDEIJとのトークでは昔話からこれからのことが語られ、会場は感動のムードに包まれ、ライブは終盤へと移った。ライブの最後では、アンコールならぬ390コールが起こり、最後は「Like This Like That」で観客に別れを告げ、幕を下ろした。

バンド演奏がある中でのラップは、ライブならではの良さがあり、普段聞いている音源とは全く違う曲の伝わり方があった。さらに会場はお客さん全員がKEN THE 390の発する言葉に常に耳を傾けそれに反応するなど常に一体感があった。
10周年を祝うにふさわしいまさにやばいライブとなった。

11/19には2016年11月25日（金）公開される『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』と9人のラッパーによるコラボレーション楽曲『CALL OF JUSTICE』 / KEN THE390/DOTAMA/RUDE-α/Rei©hi/じょう/ACE/MC☆ニガリa.k.a赤い稲妻 /Lick-G/KOPERU-
のMVが公開となった。